新築外構お役立ちコラム
2025/02/05
【初心者へ徹底解説】外構工事の費用「家の1割が相場」はウソ!?
外構工事を検討する際に、多くの方が最初に気になるのが外構工事費用です。
家の外観を彩り、暮らしの利便性を高める外構は、住まいにとって大切な要素ですが、その費用がどのくらいかかるのかは一目では分かりづらいものです。
特に、「外構工事費用は家の1割が相場」という話を耳にしたことがある方もいらっしゃるでしょう。
こうした情報を目にすると、「本当にそのくらいの予算でできるの?」「1割以上かかる場合はどうなるの?」といった疑問が湧いてくるのは当然のことです。
実際には、外構工事の費用は家の価格に比例するわけではなく、さまざまな要素によって大きく変動します。
そこで、今回は外構工事の費用について、デザイン性・機能性・素材選び・施工面積など、さまざまな視点から詳しくご紹介します。
「費用の内訳が知りたい」「費用を抑える方法があるのか知りたい」「相場の見極め方を学びたい」といった方々にとって役立つ情報をお届けします。
これから外構工事を検討されている方が、予算に見合った満足度の高い外構を実現できるよう、具体的なポイントをわかりやすく解説していきます。
外構・エクステリア工事費用「家の1割が相場」はウソ?
外構工事の費用相場を調べると、一般的には建築工事費用の1割程度と言われていますが、実際には建築工事費と外構工事費は、関係ありません。
外構面積で工事費用が変わる
外構・エクステリア工事の費用は、外構面積が広ければ広いほど高くなります。
外構面積とは、敷地面積から建物の建築面積を差し引いた面積のことです。
例えば、敷地面積が200㎡で建築面積が100㎡であれば、200㎡-100㎡=100㎡が外構面積になります。
全面を土間コンクリートにしたい場合、土間コンクリートの費用相場は10,000円/㎡程度です。
外構面積が100㎡であれば100万円、200㎡であれば200万円かかる計算です。
狭小住宅であれば外構面積が少ないため、外構・エクステリア工事にかかる費用は安くなります。
カーポートや門扉など、単体で購入するのではない「面積物」の工事費用は、外構面積によって大きく左右されます。
オープン外構かクローズ外構で工事費用が変わる
どの外構タイプを選ぶかによって、外構・エクステリア工事の費用も異なります。
外構は大きく分けて、クローズド外構、オープン外構、セミクローズ外構の3タイプがあります。
費用相場は、「オープン外構<セミクローズ外構 <クローズ外構」の順で高くなる傾向があります。
外構工事をする範囲で費用が変わる
外構・エクステリア工事には、塀、ガレージ、カーポート、玄関アプローチ、ウッドデッキ、フェンス、など、すべてを含みます。
しかし、家やこだわるカ所によって工事の必要場所が変わってきます。
複数の箇所を工事すればそれだけ費用が高くなります。
長期的に見て必要最低限の工事に厳選することをおすすめします。
【実際に外構・エクステリア工事をした部分の事例】
実際に外構・エクステリア工事をした部分の費用や事例を紹介いたします。
お庭全体を工事したお家の費用
外構工事の費用は、多くの方が100万円から250万円の範囲で行っています。
しかし、100万円以下で抑える世帯もあれば、300万円以上かかる世帯もあります。
外構工事の費用は、予算や敷地面積の広さに影響されるため、各家庭に合った工事を選択することが重要です。
部分的に工事したお家の費用
部分的な工事の場合、予算を抑えたいという理由から、100万円以下で工事を行っている方も多くいます。
優先度の高い工事を部分的に行うことで、予算内に工事費を抑え、低価格で外構を設けることができます。
現在費用がどのくらいかかるのか悩まれている方は多いのではないでしょうか。
ガーデンラボでは、お庭全体ももちろん、部分的に工事を行った方の事例を数多く紹介しています。
【詳細はコチラ】からご覧いただけますので、参考にご覧ください。
外構工事の予算はどのくらい用意してる?
ある調査によると、約47%が「200万円」、約22%が「100万円」となりました。「未定」を除く平均予算は195万円です。
大体200万円で予算を設定するのが無難です。
外構工事の予算が100万円!工事は可能?
外構工事の予算でお話したように約47%が「200万円」を用意しているため、
100万円では予算オーバーとなる可能性が高いです。
外構工事「部分別」の費用相場
外構工事は、カーポートやウッドデッキ、植栽などさまざまな部分に分かれています。
どの組み合わせなら予算内に収まるのか、部分別に費用相場をまとめましたのでぜひ参考にご覧ください。
カーポート
相場:20万~60万円(1台分)
車を所有している場合、駐車スペースは必須です。
その上にカーポートを設置する場合の合計費用は、40万〜100万円程度になります。
庭・植栽
相場:5万~20万円
どこまで工事をするかによって費用は大きく変動します。
庭に芝生を敷くなど簡易な基礎工事であれば、10万円程度で済みます。
玄関アプローチ
相場:10万~60万円
門まわりから玄関にかけてのアプローチを舗装する際の費用です。
毎日歩く場所なので、砂利やコンクリート、石材を使用して歩きやすくすることが重要です。
これはデザインだけでなく、安全面でも必要な工事となります。
施工する広さにもよりますが、1平米あたりの値段で計算することが多く、一般的には総額30万〜60万円程度が相場です。
テラス・ウッドデッキ
相場:50万〜200万円
費用は床の材質や屋根の有無によって異なります。
屋根の費用は、標準的なもので約10万円、グレードを上げると20万〜30万円程度です。
フェンス
相場:10万〜100万円
フェンスは目隠しや防犯対策として多くの方が設置しています
アルミ、樹脂、木材など材質、設置する幅の選択肢が多く、それによって費用が異なります。
門まわり
相場:30万~70万円
門扉、門塀、ポスト、表札などをまとめて工事することが一般的です。
扉や塀の材質によって費用は異なります。
照明・ライティング
相場:1本あたり3万~5万円
外構に照明を取り付ける際の費用は、照明の種類、設置場所、プランニングや工事費用によって大きく異なります。
一般的には基本的な照明を数カ所設置する場合、10万〜30万円程度が相場です。
外構に照明を設置すると、夜間のデザイン性が向上するだけでなく、安全性や防犯性も高まります。
駐車スペースは外構・エクステリア工事で人気の工事
ある調査によると駐車スペースやカーポートが特に人気のある工事という結果でした。
また、フェンスや塀も必要だと考える方が多く、部分的に工事を行う際には優先的に取り組むべき部分であることが分かります。
外構・エクステリア工事をできるだけ安くする方法
あまり外構工事に費用をかけず、安く済ませたい方にオススメの方法をいくつかご紹介いたします。
工事の無駄を省く
必要最小限の工事に絞り、デザインは凝ったものではなくシンプルにするのがおすすめです。
基本的なことですが、無駄が多い工事プランになりやすいので注意が必要です。
外構工事は施工カ所が増えるほど費用が高くなり、凝ったデザインになると材料費や工事の手間が増え、さらに費用がかかります。
図面を検討していると、ついあれもこれもと隙間を埋めたくなりますが、本当に必要かどうかを慎重に考えた上で計画することで、大幅に費用を抑えることができます。
外構・エクステリア工事の業者に頼む
ハウスメーカーに依頼するよりも、外構・エクステリア工事専門の業者に頼む方が費用を抑えられます。
家の建築を依頼したハウスメーカーや工務店に外構工事も依頼するケースが多いですが、これでは専門業者に頼むよりも高くなることがほとんどです。
ハウスメーカーや工務店は、外構工事を下請けの専門業者に回すため、その際に紹介料として見積金額に対して一般的に10%〜20%程度の手数料を受け取ります。
高い場合では、なんと40%の手数料が上乗せされることもあります。
専門業者に直接依頼することで、余分に発生する手数料分の費用を抑えることができます。
一部をにDIYでやる
簡単で安全性が求められないカ所であれば、自分で行うことも可能です。
花壇や植栽、表札やポストの取り付けなど、簡単な工具や道具でできる工事であればDIYで行うのも一つの方法です。
外構・エクステリア業者に工事を依頼すると、工事費だけでなく運搬費用やその他の諸経費が含まれるため、DIYで自分で行えば手間はかかりますが、コストを抑えることができます。
外構工事の費用関連でよくある質問
外構工事で来店されたお客様から、費用についてよく質問を頂きます。
その中でもよくいただく質問をまとめましたので、紹介いたします。
質問①外構工事の工事費用や着手金はいつ払うのが正解?
工事着手金が工事費の30%、中間金が30%、完成後に40%となるケースが多いです。
ただし、工事費用や工事会社によって比率は変わるため、依頼先の工事会社に確認することが重要です。
質問②外構工事の見積もりは何日待てば良い?
見積もりをもらうためには、まず現地を確認し、打ち合わせを行います。打ち合わせから見積もりが出るまでには、大体1週間から2週間ほどかかります。住宅の完成が迫っているなどお急ぎの場合は、事前に早めに見積もりが欲しい旨を伝えておくと良いでしょう。
質問③外構の費用はどのくらいかかる?
施工実績によると、費用は100万〜250万円程度かかります。
これは、外構面積、外構タイプ、工事を行う場所によって変動します。
質問④外構の予算が100万円以下だけど外構工事は可能?
平均予算は、200万円ですが、100万円以下でも優先度の高い工事に絞って行うことで、工事が可能になります。
外構・エクステリア工事にかかる費用を学び後悔のない工事にしよう!
外構・エクステリアの工事は、家のデザインや敷地の条件、お客様のライフスタイルやこだわりによって、すべてがフルオーダーメイドで作られるため、明確な相場というものは存在しません。
そのため、「外構工事費用は家の1割が相場」といった根拠の薄い指標に頼るのではなく、費用がどのような要素で変動するのかを正しく理解することが大切です。
例えば、使用する素材の種類や品質、デザインの複雑さ、機能性の充実度、さらには植栽や照明設備の有無など、多くの要素が外構費用に影響を与えます。
また、長期的なメンテナンスのしやすさや耐久性といった視点も、予算検討時に見逃せないポイントです。
これらを考慮した上で、外構・エクステリア工事にかかる予算を事前にしっかりと計画することが、満足度の高い外構を実現する第一歩となります。
ガーデンラボでは、お客様のご予算に配慮しつつも、動線の使いやすさや将来を見据えたデザインをご提案しています。
ただ見た目を整えるだけでなく、日々の暮らしを快適にするための機能美を兼ね備えた外構づくりを目指しています。
「こんなはずじゃなかった」という後悔のない外構工事を実現するためにも、ぜひ一度ガーデンラボにご相談ください。
専門スタッフが丁寧にヒアリングを行い、お客様にとって最適なプランをご提案いたします。
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