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スタッフブログ

2026/09/16

秋の長雨で見えてくる群馬のお庭の弱点|水たまり・泥はね・雑草の原因と正しい直し方

秋の長雨で見えてくる群馬のお庭の弱点|水たまり・泥はね・雑草の原因と正しい直し方 アイチャッチ

GROUND DESIGN

「とりあえず砂利」で止まったお庭が、
数年で限界を迎える理由。

  • 雨が降るたびに、庭がぬかるんで歩けない
  • 砂利が沈んで、土が見えるようになってきた
  • 防草シートが破れて、雑草が突き抜けてきた
  • 外壁の下のほうに、泥はねの跡がついている
  • 駐車場や玄関前に、いつも水たまりができる

CONTENTS

目次

  1. 01秋の長雨は、お庭の弱点がいちばん見える季節です
  2. 02なぜ、新築の外構で「地面」が削られるのか
  3. 03症状から原因を読み解く|4つのパターン
  4. 04「とりあえず砂利」に、なぜ期限があるのか
  5. 05地面の素材を、敷地全体で配分するという考え方
  6. 06素材別の比較|初期費用だけで選ばないために
  7. 07排水は、地面と同時に計画するもの
  8. 08部分補修が、かえって高くつく理由
  9. 09計画は雨の季節に、工事は乾いた季節に
  10. 10まとめ|地面が決まれば、お庭は決まります

01

秋の長雨は、お庭の弱点がいちばん見える季節です

9月は、秋雨前線と台風が重なる時期です。
雨の日が続くと、晴れた日には気づかなかったことが見えてきます。
水が溜まる場所、ぬかるむ場所、土が流れていく場所です。

じつは、この季節はお庭を診断する絶好の機会でもあります。
なぜなら、水の動きは晴れた日にはまったく分からないからです。
地面の傾きも、土の締まり具合も、雨が降って初めて表に出ます。
いま見えている症状は、お庭の弱点をそのまま映しています

ご相談でとくに多いのが、新築から2年から5年のお住まいです。
そして、その多くが同じ経緯をたどっています。
引き渡し時、駐車場だけがコンクリートで仕上がっていた。
残りは土のまま、あるいは砂利を薄く敷いた状態だった。
そして数年たった今、いよいよ限界が来ている。
この記事では、その理由と正しい直し方を順にご説明します。

雨のあとのお庭の写真を、送ってみてください。

症状から原因の見立てをお伝えします。LINEでのご相談も受け付けています。

お電話でのご相談は 0120-344-556 (受付 9:00〜18:00 / 水曜定休)

02

なぜ、新築の外構で「地面」が削られるのか

はじめに申し上げておきたいことがあります。
地面が未完成のまま引き渡されるのは、決して珍しいことではありません。
そして、それはお客様の判断ミスでもありません。

外構費は、最後に残った予算で決まる

家づくりの打ち合わせは、建物から始まります。
外構の話が出るのは、たいてい最終盤です。
その時点で残っている金額の中で、優先順位をつけることになります。

削られる順番は、ほぼ決まっている

最初に守られるのは、駐車場です。
車が停められなければ、そもそも生活が成り立たないからです。
次に、玄関までのアプローチが最低限つくられます。
そして、削られるのがお庭の地面と、境界まわり、照明です。
つまり、お庭の地面は、構造上いちばん最後に回される部分なのです。

土のままでも、住むことはできてしまう

地面が土でも、雨漏りはしません。
生活が止まるわけでもありません。
だからこそ「まずは住んでから」という判断になります。
しかし、数年たつと、この先送りが少しずつ形になって表れてきます。

 

03

症状から原因を読み解く|4つのパターン

同じ「水はけが悪い」でも、原因はいくつかに分かれます。
そして、原因が違えば、正しい対策も変わります。
まずは、ご自宅がどのパターンに近いかを見てみてください。

パターン1|水たまりができる → 勾配の不足

同じ場所に、いつも水が溜まる。
この場合は、地面の傾きが足りていない可能性が高いです。
屋外の面には、水を流すためのわずかな勾配が必要です。
一般に、平らに見える土間コンクリートにも傾きがつけられています。
対策としては、勾配のとり直しや排水桝の追加が中心になります。

パターン2|全体がぬかるむ → 土質と転圧の問題

特定の場所ではなく、面全体がぬかるむ場合です。
これは、土そのものが水を通しにくいことが原因です。
また、建築工事中に重機が入り、土が締め固められていることもあります。
この場合、表面に砂利を足しても、下に水は抜けません。
そのため、土の入れ替えや、暗渠と呼ばれる地中の排水路が必要になります。

パターン3|土が流れる → 高低差と受けの不足

雨のたびに、土が低いほうへ流れていく。
境界や側溝に土が溜まっている場合は、このパターンです。
対策は、縁石や見切り材で土を止めることです。
あわせて、地被植物やグランドカバーで表面を覆う方法もあります。
なお、隣地へ土砂が流れ込むと、ご近所トラブルに発展しますので注意が必要です。

パターン4|外壁が汚れる → 建物際の跳ね返り

外壁の下から40センチほどに、点々と泥の跡がついている。
これは、雨が地面に当たって跳ね返っている証拠です。
土や細かい砂利の面では、必ずと言っていいほど起こります。
対策は、建物際に犬走りと呼ばれる土間を設けることです。
また、粒の大きい砂利に替えるだけでも軽減できます。

見落とされがちなこと

4つのパターンは、単独で起きるとは限りません。
むしろ、複数が同時に絡んでいる現場のほうが多くあります。
だからこそ、症状ひとつに対して対処を重ねても、すっきり解決しないのです。

04

「とりあえず砂利」に、なぜ期限があるのか

土のままにしておくよりは、砂利を敷いたほうが良い。
それは、確かにそのとおりです。
しかし、砂利敷きには寿命に近いものがあります。

砂利は、必ず沈み、散ります

人が歩き、車が乗り、雨が降る。
それを繰り返すうちに、砂利は土の中へ沈み込みます。
また、掃除や風、靴底によって少しずつ外へ散っていきます。
そのため、数年ごとに補充が必要になります。

防草シートには、寿命があります

砂利の下に敷く防草シートも、永久ではありません。
紫外線や摩擦で劣化し、破れたところから雑草が伸びてきます。
そして、いったん破れると、そこから一気に広がります。
また、シートの重ね幅や端の処理が甘いと、初年度から草が出ます。

椅子もテーブルも、砂利の上では安定しません

お庭を使う場面を思い浮かべてみてください。
砂利の上に椅子やテーブルを置くと、脚が沈んで安定しません。
小さなお子さまが遊ぶ場所としても、少し気をつかいます。
砂利敷きは置き場としては十分ですが、くつろぐ場所にするには工夫が必要です

では、砂利は使うべきでないのか

そうではありません。
砂利には、雨水を通す、音が鳴って防犯になる、費用を抑えられるという利点があります。
大切なのは、砂利を「どこに」使うかです。
歩く場所と過ごす場所には別の素材を使い、残りを砂利で埋める。
この配分こそが、地面の設計です。

地面の配分から、一緒に考えませんか。

どこを歩き、どこで過ごすかを整理するところから始めます。

お電話でのご相談は 0120-344-556 (受付 9:00〜18:00 / 水曜定休)

05

地面の素材を、敷地全体で配分するという考え方

アプローチ

ガーデンラボがご提案するとき、最初に決めるのは製品ではありません。
敷地を、役割ごとに区分けするところから始めます。

まず、4つの役割に分けます

ひとつ目は、車が乗る場所です。
ふたつ目は、人が歩く場所です。
三つ目は、人が過ごす場所です。
四つ目は、見るだけの場所、あるいは緑にする場所です。
この4つは、求められる強度も仕上がりもまったく違います。

役割が決まれば、素材はおのずと決まります

車が乗る場所には、荷重に耐えるコンクリートが基本です。
人が歩く場所には、滑りにくく、汚れが落ちる素材を選びます。
過ごす場所には、家具が安定し、素足でも心地よい面が向いています。
そして、見る場所には植栽や砂利、グランドカバーが活きます。

素材の数は、絞ったほうが美しくなります

あわせて、見た目の面もお伝えしておきます。
使う素材が増えるほど、敷地の印象はにぎやかになっていきます。
落ち着いた雰囲気を目指すなら、主役の素材を2つ、脇役を1つに絞るのが基本です。
たとえば、コンクリートとタイルを主役に、砂利を脇役に回します。
この整理だけで、敷地全体の見え方は大きく変わります。

 

06

素材別の比較|初期費用だけで選ばないために

地面の素材を選ぶとき、初期費用だけで判断すると後悔しやすくなります。
そこで、維持の手間と持ちの良さもあわせて整理しました。

素材 向いている役割 初期費用の目安感 維持の手間
土間コンクリート 駐車場、犬走り、通路 中〜高 少ない。ひび割れは補修対応
タイル テラス、アプローチ 少ない。目地の清掃程度
洗い出し・乱形石 アプローチ、玄関前 少ない。滑りにくさが利点
人工芝 お庭、遊び場 少ない。落ち葉の除去が中心
天然芝 お庭 低〜中 多い。刈り込みと施肥が必要
砂利 余白、通路脇、防犯 中。補充と防草シートの更新
土のまま 植栽帯のみ なし 非常に多い。草と泥の対応

※費用は面積・下地の状態・搬入条件で大きく変わります。目安の関係性としてご覧ください。

表をご覧いただくと、傾向が見えてきます。
つまり、初期費用が低い素材ほど、その後の手間と補充が増えるという関係です。
そして、数年ごとの補充や張り替えも、積み上げれば決して小さくありません。
そのため、10年単位で見た総額で比べることをおすすめしています。

07

排水は、地面と同時に計画するもの

ここまで素材の話をしてきましたが、それだけでは足りません。
地面をつくるときは、必ず水の行き先を同時に決めます。

面をつくると、水の流れが変わります

土の面をコンクリートに変えると、水は浸み込まなくなります。
その分、表面を流れる水の量が増えます。
受け止める側の計画がないと、水は別の場所に集まってしまいます。
部分工事でうまくいかないケースは、たいていここが抜けています。

地中に仕込むものは、後から追加できません

排水管、桝、暗渠、照明の配線、散水栓の配管。
これらはすべて、地面の下を通ります。
そのため、仕上げたあとに追加するには、壊してやり直すしかありません。
この一点だけでも、全体を先に決めておく価値があります。

透水させるという選択肢もあります

すべてを流して逃がすのではなく、地面に浸み込ませる方法もあります。
透水性のある舗装材や、浸透桝を使う考え方です。
敷地の条件によっては、こちらのほうが有効な場合もあります。
どちらが適切かは、土質と周囲の状況を見て判断します。

08

部分補修が、かえって高くつく理由

困っている場所だけを直す。
一見、無駄のない方法に思えます。
しかし、外構では逆に高くつくことがあります。

共通費が、工事のたびに発生します

現場管理費、重機の回送費、仮設と養生、残土の処分費。
これらは、工事の規模に関わらず毎回かかります。
そのため、三度に分けた工事の総額は、一度でまとめた場合を上回ります
しかも、二度目以降は既存部分を守る手間が加わります。

直した場所だけが新しく見えます

コンクリートは、打った時期によって色が変わります。
タイルや砂利も、数年たてば同じ製品が手に入るとは限りません。
その結果、直した部分だけが浮いて見えることになります。
これは、実際にご相談の場でよく伺う後悔です。

段階的に進める場合の正しいやり方

もちろん、ご予算の都合で分けざるを得ない場合もあります。
その場合は、図面だけを最初に一枚にまとめてください。
そして、地中に仕込むものは初回にまとめて済ませます。
この二つを守るだけで、無駄な費用はほとんど防げます。

09

計画は雨の季節に、工事は乾いた季節に

最後に、時期についてお伝えします。
地面の工事には、向いている進め方があります。

診断は、雨のあとがいちばん正確です

水の動きは、雨が降らなければ分かりません。
そのため、秋の長雨の時期は現地調査に適しています。
できれば、雨のあとに撮った写真をご用意ください。
どこに、どのくらいの深さで水が溜まったかが分かると、判断が早くなります。

工事は、地面が乾いている時期が有利です

掘削や転圧、コンクリートの打設は、天候の影響を受けます。
そのため、雨の少ない時期のほうが工程は安定します。
群馬であれば、晩秋から冬にかけては比較的進めやすい季節です。
ただし、厳冬期の凍結には配慮が必要です。

春から使える状態を目指すなら、今が動きどきです

秋に相談を始めれば、冬のあいだに工事を終えられます。
そして、気候の良い春から、完成したお庭をそのまま使えます
逆に春から動くと、使えるようになるのは暑い時期になります。
この差は、実際に暮らすうえで小さくありません。

10

まとめ|地面が決まれば、お庭は決まります

ぬかるみ、水たまり、泥はね、沈んだ砂利。
どれも、地面という土台に原因があります。
そして、地面は外構の中でいちばん最後に回されやすい部分でもあります。
だからこそ、新築から数年たった今、まとめて表に出てくるのです。

対策は、症状のある場所を埋めることではありません。
敷地を役割で分け、素材を配分し、水の行き先を一本の線で描くことです。
そのうえで、上に乗るデッキやフェンス、照明を計画します。
つまり、地面が決まれば、お庭のかたちはほとんど決まります

ガーデンラボは、群馬・埼玉・栃木で外構とお庭づくりを手がけてきました。
地域の土質や気候を踏まえ、地面と排水から全体をご提案しています。
「まだ工事の予定はないけれど、原因だけ知りたい」。
そうしたご相談からで、まったく構いません。
雨のあとのお庭の写真を、ぜひ一枚お送りください。

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