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スタッフブログ

外構工事フェンス・ブロックコラム

2025/12/13

隣家との境界トラブルを未然に防ぐ、 賢いフェンス・ブロック塀の計画

コラム:タイトル画像

 

🌸こんなお悩みの方はご相談ください!🌸
お隣さんとの境界線やフェンス設置でトラブルになりたくない。

✅ 境界線が曖昧で、どこに塀を建てていいか分からない。
✅ 目隠しフェンスを建てたいが、お隣さんへの圧迫感が心配。
✅ ブロック塀が古いので補強したいが、費用負担をどう交渉すべき?
✅ 敷地内の植栽が越境してトラブルになるのを未然に防ぎたい。
✅ 費用トラブルを避け、円満に工事を進めるための手順が知りたい。

はじめに:良好な隣人関係は「境界」から築かれる 🤝

コラム 家族

夢のマイホーム計画において、最も神経を使うのが「隣家との境界線」です。フェンスの高さ、設置位置、費用の負担など、ささいな行き違いが原因で、後々まで尾を引く深刻な近隣トラブルに発展してしまうケースは少なくありません。

外構のプロとして、私たちは単に構造物を作るだけでなく、お客様の安心と、良好な隣人関係の土台作りも担っていると考えます。

この記事では、境界トラブルを未然に防ぐために知っておくべき民法の知識と、賢く、円満に外構工事を進めるための具体的な設計ルールを徹底解説します。

 

基礎知識:知っておくべき「境界線」と「塀」の基本 

コラム 隣家との境界線

隣家との境界工事を始める前に、基本的なルールを理解しておきましょう。

境界の種類:筆界(公の境界)と所有権界 📝

  • 筆界(ひっかい):公法上の境界で、登記簿に記載されています。土地家屋調査士による境界確定測量によってのみ確定されます。外構工事の際は、この筆界を基準にします。
  • 所有権界:私法上の境界で、当事者間の合意によって決まります。外構工事の前に、隣家と一緒に境界標(杭やプレート)を確認することが、トラブル回避の第一歩です。

民法で定められた塀のルール(費用負担、設置義務) 

民法第225条、226条には、隣地との境界線上の塀について定められています。

  • 設置義務と費用負担:隣地所有者は、共同の費用で境界に塀を設置する義務があります(設置の同意がある場合)。費用は原則として隣家と折半です。
  • 塀の高さと種類:塀の高さは原則2m以下で、構造は「板塀または竹垣」とされていますが、現在の外構工事ではブロック塀やフェンスも慣習的に認められています

重要ポイント:民法の規定はあくまで「原則」であり、実際には隣家との話し合いと合意がすべてに優先します。

 

【トラブル事例別】賢いフェンス・ブロック塀の設計ルール 

コラム トラブル

事例1:費用の負担をめぐるトラブル 

トラブル例:境界線上に塀を建てたが、隣家が費用折半に応じない。または、隣家が勝手にデザイン性の高い塀を建てて折半を要求してきた。

  • 対策1:自己敷地内に単独で設置する:費用折半を避けたい場合は、境界線から少し内側(自分の敷地内)に塀やフェンスを単独で設置します。この場合、費用は全額自己負担となりますが、デザインや高さの自由が確保でき、トラブルを防げます。
  • 対策2:書面で合意する:折半する場合、設置前にデザイン、高さ、費用負担額を記した書面を作成し、隣家と署名・捺印を交わしましょう。

事例2:越境・設置位置をめぐるトラブル 🚧

トラブル例:塀の基礎や柱の一部が隣の敷地に越境している、または塀が境界標識を隠してしまった。

  • 対策1:境界線からの「内側後退」:塀やフェンスの設置は、必ず境界線から数センチ〜10cm程度、自分の敷地側に後退させて設置します。これにより、基礎や構造物が越境するリスクをゼロにできます。
  • 対策2:境界標の保護:工事前に境界標(境界杭)の位置を正確に確認し、塀の基礎で隠してしまわないよう、設計時に考慮します。境界標は将来、土地を売買する際にも非常に重要です。

事例3:視線・プライバシーをめぐるトラブル 

トラブル例:目隠しフェンスを設置したことで、隣家が「圧迫感がある」「日当たりが悪くなった」と苦情を申し立ててきた。

  • 対策1:光と風を通すデザイン:完全に視線を遮る「板と板の間に隙間のあるタイプ」(ルーバーフェンス、縦格子フェンス)を選び、風通しと採光を確保します。これにより、圧迫感を大幅に軽減できます。
  • 対策2:ソフトな目隠し(植栽):フェンスの代わりに生垣や常緑樹を使って目隠しすることで、圧迫感がなく、景観も良くなります。ただし、手入れの手間と越境リスクは高まります。

事例4:木の枝・落葉をめぐるトラブル 🌳

トラブル例:自分の敷地の木が成長し、枝や根が隣地に越境し、隣家の外壁を傷つけたり、落葉が雨樋を詰まらせたりした。

  • 対策1:境界から十分な距離を確保:成長後の樹木の枝葉が境界線にかからないよう、塀から最低1m程度離して植え付けるのが安全です。
  • 対策2:落葉が少ない樹木を選ぶ:落葉樹は季節感を楽しめますが、落葉の掃除でトラブルになる可能性が高いため、常緑樹や落葉の少ない樹種を選ぶのが無難です。
 

フェンス・塀の選び方:後悔しないための素材比較 🧱

境界の塀は、防犯性と美観性、そしてメンテナンス性を考慮して選びます。

ブロック塀の安全性とリフォームの必要性 

既存のブロック塀を利用する場合、耐震性が問題となることが多いです。

  • 要注意な塀:高さ2.2mを超える塀、ひび割れや傾きがある塀、控え壁(壁の補強)がない塀は、地震時の倒壊リスクが非常に高いため、リフォームや解体を検討すべきです。
  • リフォームの選択肢:古いブロック塀の上にフェンスを設置する場合は、ブロックの高さを安全基準(通常1.2m以下)に下げ、その上に軽量なアルミフェンスを設置するのが一般的です。

目隠しフェンス:ルーバー vs. 板張りアルミ 🌳

コラム フェンス

  • ルーバーフェンス:板が斜めになっており、正面からは視線を完全に遮りながら、斜め上からの光や風を通すことができるため、圧迫感が少ないのが最大のメリットです。
  • 板張り(横板)フェンス:板と板の隙間サイズを自由に設定できます。美観性が高く、目隠し率(隙間の少なさ)を細かく調整したい場合に適しています。
  • 推奨素材:木調アルミ素材を選べば、腐食や再塗装の心配がなく、長期間美観を維持できます。

 

プロの助言:計画を円滑に進めるための隣家への「伝え方」 🗣️

境界の工事は、「いつ、何を、なぜ」行うのかを隣家に伝えることで、トラブルの9割は回避できます。

伝え方1:挨拶のタイミングと姿勢 

  • タイミング:工事着工の最低1ヶ月前、遅くとも2週間前には、業者ではなくオーナー自身が挨拶に行くのが理想です。
  • 姿勢:「勝手にやります」ではなく、「ご迷惑をおかけしますが、お宅のプライバシーも考慮してこのデザインにしました」という配慮の姿勢を見せることが重要です。

伝え方2:伝えるべき内容の書面化 📄

口頭の約束はトラブルの元です。以下の内容を書面で伝えましょう。

  • 工事期間と時間帯:騒音が発生する可能性のある日時を明確に伝える。
  • 設置場所境界線から何cm自分の敷地側に設置するかを明記した簡単な図面を添える。
  • 費用折半の有無:折半する場合は、必ず金額を明記し、隣家の署名・捺印をもらいましょう。

 

まとめ:専門業者による明確な境界設計が、良好な関係を築く土台となる ✅

隣家との境界トラブルは、「境界線の不明確さ」と「事前のコミュニケーション不足」が主な原因です。

境界外構計画を成功させる秘訣は、民法の原則と隣家への配慮を両立させることです。フェンスの設置位置を自分の敷地内に後退させる、光と風を通す目隠しデザインを選ぶなど、プロならではの知識と工夫がトラブルを未然に防ぎます。

ガーデンラボでは、境界確認から隣家への説明サポート、法的基準を満たした安心設計までトータルで対応いたします。
円満で快適な外構づくりは、ぜひ私たちにご相談ください。

 

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