外構工事デッキ・テラス・ガーデンルームコラム新築外構
2025/12/17
サンルーム・ガーデンルームのある暮らし| 設置費用と後悔しないためのポイント!

🌸こんなお悩みの方はご相談ください!🌸
「センスがいいね」と言われる外観デザインのコツが知りたい。
✅ サンルームの導入費用がどれくらいかかるのか目安を知りたい。
✅ 「夏場暑すぎる」「冬寒すぎる」といった後悔を避けたい。
✅ 洗濯物干し以外にも、趣味の部屋として活用したい。
✅ サンルームとガーデンルーム、自分たちの用途に合うのはどっち?
✅ 固定資産税の対象になるのか不安がある。
はじめに:庭の空間価値を高める「もう一つの部屋」 🏠

「雨の日でも安心して洗濯物を干したい」「庭を眺めながらゆったり過ごせる、第二のリビングが欲しい」
そんな夢を叶えてくれるのが、サンルームやガーデンルームといったテラス囲い(ルーム)です。既存のデッキやテラスに壁と屋根、窓を設けることで、庭の一部が快適な室内空間へと生まれ変わります。
サンルームやガーデンルームは、外構の中でも特に高額な投資となるため、失敗や後悔は避けたいものです。設置後に「夏場は暑すぎてサウナ状態」「冬場は結露と寒さで使えない」といった問題を抱えることなく、年間を通して快適に活用できるかどうかは、事前の目的設定と、プロによる断熱・換気設計にかかっています。
この記事では、サンルームとガーデンルームの具体的な違い(法的・構造的)、設置費用の目安、そして「後悔した」事例から学ぶべき設置のポイントをプロの視点から徹底解説します。
知っておきたい!サンルームとガーデンルームの違い 🔍
どちらもテラスを囲う構造ですが、「気密性」「目的」「法的扱い」に大きな違いがあります。

サンルーム(テラス囲い)の目的と特徴
- 目的:主に洗濯物干し場(ランドリールーム)やペットスペースとして使用されます。湿気や花粉、PM2.5を防ぎたい実用的な用途が多いです。
- 構造・気密性:簡易的なアルミサッシが使用されることが多く、気密性や断熱性は低いです。そのため、夏は暑く、冬は寒くなります。
- 法的扱い:居室扱いになりにくい(床の高さや暖房設備の有無に注意)。建築確認申請が不要なケースが多いですが、面積や地域の規定によります。
ガーデンルームの目的と特徴 ☕
- 目的:第2のリビング、趣味の部屋、ティータイムの空間として、より居住性を重視した利用を目的とします。
- 構造・気密性:住宅用のサッシや断熱材を組み込むことが可能で、気密性・断熱性が高いため、年間を通して比較的快適に過ごせます。
- デザイン:折戸やスライディング窓など、開口部のデザインが豊富で、意匠性が非常に高いのが特徴です。
- 法的扱い:居住空間に近い構造のため、建築確認申請が必要となる場合が多いです。
サンルーム・ガーデンルームの設置費用目安 💰

テラス囲い(ルーム)の費用は、サイズ、種類(サンルームかガーデンルームか)、基礎工事の有無によって大きく変動します。
設置費用相場(本体+標準工事費)
- サンルーム(標準タイプ):50万円〜150万円程度
- ガーデンルーム(高機能タイプ):120万円〜300万円以上(床材、窓の仕様、内装工事によって大きく変動)
- 基礎工事費:既存のテラスがない場合、土間コンクリートやウッドデッキの基礎工事が別途必要となります。
費用が高くなる要因:サイズが大きい、床材にタイルや天然石を選ぶ、断熱性の高い複層ガラスを選ぶ、オプション(日よけ、換気扇)を追加する、設置場所が2階バルコニーである(特殊な構造補強が必要なため)などです。
【プロが語る】サンルーム設置で「後悔した」3つの事例と対策
サンルーム設置後に後悔する方の声には、共通する問題点があります。これらの対策を事前に講じましょう。
後悔1:夏場、暑すぎて「温室」状態になる
- 原因:ガラス張りのため、日差しを遮る対策がないと室温が急上昇し、真夏は利用が困難になります。
- 対策1:屋根の素材:遮熱性の高いポリカーボネート屋根(熱線吸収・熱線遮断タイプ)を選ぶことで、室温の上昇を抑えます。
- 対策2:日よけ・換気:外部日よけ(シェード)をオプションで必ず追加し、換気扇または強制換気システムの設置が必須です。
後悔2:冬場、寒すぎて結露がひどい
- 原因:一般的なサンルームは気密性が低く、暖房器具を使っても暖気が逃げやすく、外気温との差で結露が発生しやすくなります。
- 対策1:ガラスの強化:予算が許せば、断熱性の高い複層ガラス(Low-Eガラス)を選びましょう。これにより、窓面での熱の出入りが大幅に減ります。
- 対策2:床下の断熱:特にガーデンルームの場合、床下にスタイロフォームなどの断熱材を敷く基礎工事を行うことで、冬場の足元からの冷え込みを防げます。
後悔3:予想以上に固定資産税がかかった
問題点:サンルームやガーデンルームは、一定の条件を満たすと「家屋」とみなされ、固定資産税の課税対象になります。
- 課税の基準(三点の原則):自治体が居室と判断する基準は、「三点の原則」が目安になることが多いです。これは、①基礎がある、②壁と屋根がある、③居室としての利用が可能(床の高さ、断熱性、暖房)という3つの点です。
- 非課税にするための設計の工夫:サンルームを居室とみなされないようにするには、床の高さを母屋の床よりも低くする(土間床にする)、または暖房設備を設置しないなどの設計上の工夫が必要です。契約前に施工業者や自治体の固定資産税担当課に確認することが必須です。
快適性を高める!設置場所別・活用アイデア 💡

設置場所の特性を活かすことで、サンルームの価値はさらに高まります。
場所1:LDKの横(庭に面した場所)
- 最適な活用法:セカンドリビング、アウトドアダイニング、室内ドッグラン。庭との一体感が生まれるため、最も活用頻度が高くなります。
場所2:2階のバルコニー
- 最適な活用法:専用のランドリールーム。階下への目線が気にならず、日当たりも確保しやすいため、洗濯物干し場としては最適です。ただし、構造補強が必要です。
場所3:庭の奥まった場所(独立タイプ) 🌳
- 最適な活用法:趣味の工房、プライベートオフィス(書斎)。母屋から離れているため、集中力を高めたい作業に適しています。
まとめ:設計次第で「最高の部屋」にも「後悔の種」にもなる
サンルーム・ガーデンルームは、庭の可能性を広げ、生活の質を向上させる素晴らしい外構アイテムです。
しかし、「夏場の暑さ」「固定資産税」といった後悔を避けるためには、単なる設置ではなく、用途に合わせた詳細な設計が不可欠です。特に断熱・換気・日よけ対策は、快適な利用のために費用をかけるべきポイントです。
ガーデンラボでは、お客様の利用目的と予算を丁寧に伺い、後悔のない、年間を通して快適なサンルーム・ガーデンルームのプランをご提案します。まずはお気軽にご相談ください。




