人工芝・天然芝コラム
2025/05/10
初心者必見!庭の芝生張りを成功させるコツと費用の抑え方
「青々とした芝生の庭に憧れるけど、自分でできるか不安…」
「業者に頼むと費用がかさみそうで、なかなか踏み出せない…」
そんな風に感じている方は、きっと少なくないはずです。
芝生のある庭は、見た目が美しく、子どもが遊んだりペットがくつろいだりする空間としても理想的です。
とはいえ「ちゃんと根付いてくれるのか」「雑草まみれにならないか」など、初めてだと心配も多く、一歩踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか。
芝生張りは、正しい手順とちょっとしたコツさえ知っていれば、初心者でもしっかり育てることができます。
そのため今回は、芝生を張る前に知っておきたい基礎知識から、張り方・管理のポイント、そして費用を抑えるための具体的なアイデアまで、プロの視点でわかりやすく解説しています。
ぜひ最後までご覧ください。
芝生を張る前に知っておきたい準備と計画
はじめに芝生を張る前に知っておきたい基本についてを説明いたします。
これからお伝えする内容を知っているかいないかでは、進め方に大きな違いがでてきますので、しっかりと覚えておきましょう。
天然芝と人工芝の違いを理解する
芝生選びに迷ったら、天然芝と人工芝それぞれのメリット・デメリットを理解して比較しましょう。
天然芝
天然芝は自然の美しさとふわふわした感触が魅力です。直射日光を取り込む効果があり、夏場でも地面が涼しく保たれるのが特徴です。
また、コスト面でも人工芝より安くなることが多いのが大きな利点です。
しかし、一方で天然芝は定期的な芝刈りや水やり、施肥などの維持管理が必要です。
人工芝
人工芝はメンテナンスが不要で耐用年数が7年程度と比較的長いことが特徴です。
張り替えの手間も少なく、年中緑を楽しむことができます。
ただし施工費用が天然芝に比べて高額になるケースが多く、ふわふわとした自然の感触は期待しにくい点に注意が必要です。
芝生の種類とそれぞれの特徴
芝生にはさまざまな種類があり、地域の気候や目的に応じて選ぶことが重要です。
たとえば、温暖地向けの芝生では「ティフトン」や「高麗芝」が一般的です。
これらは夏の暑さに強く、比較的管理がしやすい特徴があります。
一方、寒冷地では「ベントグラス」や「ケンタッキーブルーグラス」が適しています。
寒さに強い性質を持ち、秋冬のシーズンでも緑を保つことが可能です。
各芝生には成長スピードや見た目の特徴が異なるため、最終的な庭のデザインイメージも考慮して選ぶようにしましょう。
家族やペットの使用頻度が高い庭には、クッション性の高い種類を選ぶのもおすすめです。
敷地面積の計測と必要な芝生の量の計算方法
芝生を張る前には、敷地面積を正確に計測し、必要な芝生の量を計算しておきましょう。
まずは庭の形状を把握し、長方形、三角形、円形など、面積計算がしやすい形に分割して測定します。
その後、各部分の面積を足し合わせ、総面積を算出します。
敷地の総面積から、芝生を張る範囲を決め、約10%多めに芝生を用意するとよいでしょう。
これは施工中に生じるズレや余剰部分を考慮するためです。
この作業を確実に行うことで、余計な出費や資材不足を防ぐことができます。
庭の条件を確認しよう
芝生を成功させるためには、庭の条件をしっかり確認することが重要です。
まず、庭の日当たりの状態を確認しましょう。天然芝は日の光を十分に受けることで健康に育ちます。
特に日当たりが良い場所は芝生の成長が早いため、定期的な管理が必要になります。
一方で、日陰が多い場合は用途に合った種類の芝生を選ぶことが大切です。
また、排水性も重要なポイントです。
排水性が悪い地面では、芝生が根腐れを起こしやすくなります。
水たまりができやすい場所は土壌改良を行い、適切な排水環境を整えることを検討してください。
これにより芝生だけでなく、庭全体の外構環境も向上します。
必要な道具と資材の準備リスト
芝生張りには、事前に必要な道具と資材を準備しておくことが大切です。
基本的な準備リスト
鍬(くわ)やスコップ | 地面の整備や草取りに使用します。 |
ローラー | 芝生をしっかりと地面に押し付け、均一な仕上がりを確保します。 |
目土 | 芝生の隙間を埋め、生育を助ける効果があります。 |
散水ホース | 施工後の十分な水やりを行うために欠かせません。 |
肥料 | 芝生が元気に育つための栄養補給に使います。 |
れらの道具に加えて、軍手や防草シートなど補助的なアイテムもあると便利です。
ホームセンターやオンラインストアを活用するとコストを抑えながら必要なものを揃えることができるでしょう。
初心者でもできる!芝生の張り方と手順
多くの方は、芝生の張り方について知らない方が多いのではないでしょうか。
「どのように芝を張っていったらいいの?」と、悩まないために、張り方と手順について紹介いたします。
地面の整備:草取りと土の改良方法
芝生を美しく育てるためには、地面の整備が欠かせません。
まず、庭から既存の草や石、ゴミなどをしっかり取り除きます。
これにより、芝生がスムーズに根付く土壌環境を整えることができます。
次に、土壌の質を確認しましょう。
排水性が悪い場合は、砂を混ぜるなどして改良を行います。
また、養分が少ない土壌では、有機肥料を混ぜ込むことで栄養を補給することが可能です。
このような整備は、天然芝の成長にとって非常に重要なステップとなります。
芝生の張り方のステップ:全面張り・目地張りなど
天然芝を張る際、主に「全面張り」と「目地張り」の2種類の方法があります。
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全面張り | 目地張り |
全体を芝で覆う方法で、見た目がきれいで均一な仕上がりになります。 | 少し間隔を空けて芝生を配置する方法で、コストを抑えやすいのが特徴です。 |
どちらの方法を選ぶ場合も、芝の根がしっかり土に接触するように位置を調整しましょう。
特に天然芝の場合、根付くための初期段階が重要ですので、丁寧に作業することがポイントです。
目土の使い方と効果的な方法
芝生を張った後には、「目土」を使用して砂や土を芝生の隙間と上に均等に撒くことが大切です。
目土には、芝生の乾燥を防ぎ、根の成長を促進する役割があります。
た、目土が芝全体に均一になるように、ならし板や熊手を使って調整するのがおすすめです。
特に、芝生を健康に保つためには、目土の厚みが均等かつ薄めであることが重要です。
砂が多すぎると根が酸欠になる恐れがあるため、適量を心がけましょう。
芝生張り後のローラーがけの重要性
芝生を張ったら、ローラーを使って芝と地面をしっかりと密着させる作業が必要です。
この工程は芝の根付きや成長を助ける上で非常に重要です。
ローラーを使うことで空気を抜き、芝と土がより強固に結びつきます。
ローラーがない場合は、水タンクを引くタイプや、代わりに平らな木板を使用して手作業で押し固めても良いでしょう。
しっかりと踏み固めることで、天然芝の仕上がりがさらに美しくなります。
初期の水やりと養生のポイント
芝生を張った直後から1週間程度は毎日水やりを行い、土壌を常に湿った状態に保つことが大切です。
特に天然芝の場合、初期の水やりが芝生の根付きを左右するため、朝と夕方などの涼しい時間帯を選んで水をあげると効果的です。
また、芝生を根付かせるためには約1か月間の養生期間が必要です。
養生中は芝生の上を歩くことを避け、必要に応じて一時的なフェンスなどで保護しましょう。
適切な養生により、天然芝の安定した成長と美しい外構の仕上がりを実現できます。
芝生を美しくキープするお手入れ方法
せっかく芝生を張っても根付かなかったり、茶色く枯れてきてしまったりと、きれいな状態を保ちたいですよね。
次は美しく青々とした芝生を長続きさせるための方法について解説いたします。
定期的な芝刈りのコツ
天然芝を美しく保つためには、定期的な芝刈りが欠かせません。
夏場の成長期には月に1~2回ほどのペースで刈り、高さを調整することが重要です。
芝生の種類によって理想的な高さが異なるため、事前に確認しましょう。
例えば、一般的な高麗芝では3~4cm程度の高さが適しています。
道具は、手動式の芝刈り機や電動式芝刈り機があります。
広い庭で作業を効率的に行いたい場合は、自走式のものがおすすめです。
また、刃のメンテナンスも忘れずに行い、切り口をきれいに保つことが芝生の健康を守るポイントです。
芝生を健やかに保つ肥料の選び方と施肥のタイミング
天然芝を健やかに育てるには、適切な肥料の選択と施肥のタイミングが重要です。
一年を通じて必要な栄養素を補うため、春と秋には窒素、リン酸、カリウムをバランスよく含んだ芝生専用の肥料を使用すると良いでしょう。
また、夏の成長期には窒素を多く含む肥料を、冬前にはリン酸が多い肥料を施すのがおすすめです。
肥料をまく際には、均一に広がるよう散布機を使い、施肥後に軽く散水をして効果を最大限に引き出してください。
雑草対策と効率的な除草の方法
天然芝の維持において、雑草対策は欠かせない作業です。
早春からこまめに庭を観察し、雑草が見つかり次第手で除去するのが基本です。
特に、根が深い雑草は専用の除草スコップを使って根元から取り除くことが大切です。
また、予防策として防草シートを敷く方法もありますが、適切な施肥と芝生の密度を高めることで雑草が成長しにくい状態を作るのが根本的な解決策です。
梅雨時期など成長が早いシーズンは特に注意しましょう。
芝生病害虫対策:よくある問題とその対応策
天然芝には病害虫の被害が発生することがあります。
例えば、夏場に多い赤焼け病や黒班病は、過剰な湿気や通気性の悪さが原因になります。
そのため、適切な芝刈りやエアレーションで通気性を確保することが効果的です。
また、害虫の一例としては、ツツジグンバイやコガネムシの幼虫が挙げられます。
これらの害虫は根を食べるため、芝が弱ってしまいます。
発生を確認したら、専用の殺虫剤を使用し、芝を保護してください。
季節別のメンテナンススケジュール
天然芝の美しさを保つためには、季節に応じたお手入れをしましょう。
春 | 芝生の目覚めの季節で、肥料の散布や雑草対策を行いましょう。 |
夏 | 成長期で、頻繁な芝刈りや水やりが必要です! |
秋 | 次のシーズンに備えて、リン酸肥料を中心に施肥、また芝の密度を高めるための目土作業がおすすめです。 |
冬 | 芝が休眠期に入るため、雑草が生えないよう管理を徹底し、必要最低限の作業で十分です。 |
このように、季節ごとのメンテナンスを実践すれば、庭の天然芝を美しい状態で維持できます。
費用を抑える!芝生張りの節約術
芝生を張る際に範囲が広ければ広いほど、費用がかかってきます。
費用を抑えつつも、素敵なお庭にするための方法を詳しく紹介いたします。
DIYで芝生を張る際のコスト削減ポイント
庭に天然芝を導入する際、DIYは費用を抑えるための優れた選択肢です。
芝生の購入から設置までを自分で行えば、業者に依頼する場合にかかる工事費用を大幅に削減できます。
具体的には、一括して大量購入することで芝生の単価を下げられるほか、家庭にあるスコップや軍手などの基本的な道具を活用することが節約につながります。
また、事前に十分な準備と計画をすることで無駄な出費も防げるため、しっかり計画を立てることが重要です。
ホームセンターやオンラインストアでの芝生購入ガイド
天然芝はホームセンターやオンラインストアで簡単に購入可能です。
ホームセンターでは実際に芝生の質感や状態を確認できるメリットがあります。
一方、オンラインストアでは割引セールや送料無料の特典を活用して手頃に購入するチャンスがあります。
購入時には「地域に合った芝生の選択」が重要なポイントです。
例えば、温暖な地域には高麗芝、寒冷地にはベントグラスなど、気候に適した品種を選ぶことで、長期的に美しい天然芝を維持することができます。
業者に依頼する場合の費用の相場と比較ポイント
業者に天然芝の施工を依頼する場合には、相場を把握することが節約の第一歩です。
通常、天然芝の施工費用は1平方メートルあたり5,000円前後が目安で、人工芝よりも比較的安く済む場合があります。
費用を抑えるためには、複数の業者から見積もりを取り、サービス内容や芝生の品質を比較しましょう。
また、植え付け後のメンテナンスサービスが料金に含まれているかも確認することがおすすめです。
再生可能な素材や中古道具の活用方法
費用を節約する方法として、再生可能な素材や中古道具の活用も視野に入れると良いでしょう。
たとえば、芝生を張る際に使用するレンガや踏み石をリサイクルショップで購入することでコスト削減が可能です。
また、中古のスコップやローラーを購入したり、必要最低限の道具だけをレンタルするのも効果的です。
これにより、初期費用を抑えつつ、高品質な芝生施工を実現できます。
芝生以外の地面素材との費用比較
天然芝は他の地面素材と比べてもコストパフォーマンスが高い選択肢です。
例えば、人工芝やコンクリートの場合、天然芝よりも施工費が高くなることが一般的です。
特に広い庭では、1平方メートル単位のコスト差が全体費用に大きく影響します。
一方、砂利や防草シートは初期費用が天然芝よりも安い場合があります。
見た目や居住環境における快適性で天然芝が優れている点を考慮すると、コストだけでなく総合的な満足度を比較することが重要です。
まとめ
初心者の方にもわかりやすく、芝生の貼り付け方や、注意するポイントなど詳しく紹介いたしました。
芝生がきれいに整うだけで、見た目の美しさはもちろんのこと、家族みんなが自然と集まる“くつろぎの場所”にもなります。
とはいえ、芝生の管理にはある程度の手間がかかります。
定期的な芝刈り、水やり、雑草の対策など、こまめなお世話は欠かせません。
でも、それすらも「育てる楽しさ」として感じられるのが芝生の魅力です。
季節ごとに色や表情が変わり、日々少しずつ成長していく様子を間近で感じることができるのは、他の外構素材にはない豊かさといえるでしょう。
「庭をもっと活用したい」「子どもと自然の中で過ごしたい」
そんな思いが芽生えたら、芝生のある暮らしはきっとその願いに応えてくれるはずです。
そうはいったものの、初めての芝張りとなると、「どの芝を選べばいい?」「土づくりってどうすれば?」と不安もつきものです。
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敷地の条件やライフスタイルに合った芝の種類やレイアウトを提案するだけでなく、トータルでサポートいたします。
DIYで楽しむ芝張りも素敵ですが、「なるべく手間なく美しく仕上げたい」「部分的にだけプロにお願いしたい」という方には、ぜひご相談ください。
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