新築外構お役立ちコラム
2025/03/25
新築で外構工事を行うために知っておきたい事とは?外構エクステリアのプロが徹底解説
新築住宅を建てる際に、意外と見落とされがちなのが外構と言われてます。
家の顔とも言える外回りの空間は、見た目の美しさはもちろん、住まいの快適さや安全性にも大きく関わってくる重要なポイントです。
しかし、建物本体に比べて外構工事に関する情報は少なく、「何をどう進めればよいのか分からない…」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、これからマイホームの外構工事を検討される方に向けて、事前に知っておきたい外構工事の基礎知識やポイントをわかりやすくご紹介します。
外構計画で失敗しないためにも、ぜひチェックしておきたい内容をまとめていますので、これから外構工事を始める方はぜひ参考にしてください。
新築の外構工事って何?
外構とは、家の外に設置するガレージ、カーポート、門、アプローチ、塀、生垣、物置などを表す総称です。
一方、エクステリアとは、家の外観だけでなく、外回りの印象や雰囲気も含めた、家の外の空間や環境全体の事です。
インテリアが室内空間を表すのに対して、エクステリアは屋外空間を意味します。
このように、外構工事とエクステリア工事は意味が少し異なりますが、どちらも住宅の外装を美しく整えるうえで欠かせない工事です。
3つの新築外構工事タイプ
新築時の外構工事は、住まいの印象や生活の快適さを大きく左右する重要なポイントです。
なかでも、敷地の囲い方や開放感を決める「外構スタイル」は、暮らし方や防犯性にも深く関わってきます。
はじめに新築外構の代表的な3タイプ「クローズド外構」「オープン外構」「セミクローズ外構」の特徴とメリット・デメリットを解説します。
プライバシー重視のクローズド外構
クローズド外構の特徴は、プライバシーを重視した重厚感のあるスタイルです。
高さのある塀や生垣、門扉などで敷地の境界を囲み、外部からの視線を遮ります。
塀で視線を完全に遮る方法から、フェンスを使って光や風を取り入れる方法まで、さまざまなバリエーションがあります。
塀やフェンス、門扉、ガレージなどの要素を組み合わせて、外構デザインを楽しむことができるのもクローズド外構の魅力です。
プライバシーが確保されるため、庭でバーベキューを楽しんだり、ガーデニングに集中したりすることができ、広い敷地に特におすすめのスタイルです。
・クローズ外構のメリット
防犯性が高い:外部からの侵入を防ぎやすく、安全性に優れる。
プライバシー確保:周囲の視線を遮り、屋外スペースでも安心して過ごせる。
高級感のある印象:しっかりと囲まれているため、重厚感や格式を演出できる。
・クローズ外構デメリット
コストが高め:門や塀などの施工費用がかかる。
閉塞感が出やすい:デザイン次第では圧迫感があり、開放感に欠ける。
風通しや採光の課題:囲いにより、風や光の流れが制限されることがある。
開放的なオープン外構
オープン外構とは、敷地を門扉や塀、フェンスなどで囲わない開放的なデザインの外構スタイルです。
道路や隣家との境界にはポストや植栽を配置して、さりげなく区切りを設けることもあります。
・オープン外構のメリット
開放感がある:空間を広く見せる効果があり、明るく爽やかな印象に。
コストを抑えやすい:門や塀が不要なため、施工費用が比較的安価。
通風・採光に優れる:風や光を遮るものがなく、室内環境も快適。
・オープン外構のデメリット
プライバシーが確保しにくい:外から敷地内が見えやすく、視線が気になることも。
防犯面に注意が必要:侵入しやすいため、防犯対策を別途講じる必要がある。
駐車場の境界が曖昧:車の出入りや隣地との境界に配慮が必要。
見える部分と見えない部分があるセミクローズ外構
セミクローズ外構は、オープン外構の開放感とクローズド外構の安全性、防犯性を兼ね備えた、日本の住宅事情に適した外構スタイルです。
門まわりは開放的に演出しつつ、必要な場所には目隠しを設置してプライバシーを確保するなど、メリハリのあるデザインが特徴です。
・セミクローズ外構のメリット
適度なプライバシー確保:リビング前や庭部分のみ囲うことで視線を遮れる。
犯性も確保:必要な場所に門扉や塀を設けることで安心感がある。
柔軟なデザインが可能:住宅のデザインや敷地条件に合わせて自由度が高い。
・セミクローズ外構のデメリット
デザインに工夫が必要:中途半端な印象にならないよう、統一感のある設計が重要。
費用の幅が広い:囲う範囲によって、施工費用に大きな差が出やすい。
新築の外構工事の事例
実際に新築外構でどんなお家を参考にしたらいいか、悩まれる方は多いのではないでしょうか。
新築住宅における外構工事は、住まいの印象を大きく分ける重要なポイントです。
今回は実際に施工された事例をもとに、デザイン性と機能性を抑えた外構の魅力をご紹介します。
遊び心ある駐車スペースとおしゃれな塗り壁門袖を設置したオープン外構
お客様のご要望により、前面にコンリート施工をせずあえてスペースを確保したデザインに。
インターロッキングをアクセントに並べることでシンプルになりがちなコンクリートのデザイン性を高めてる仕様です。
また、塗り壁仕様の門袖を採用しており、壁のベージュと、ポストやレンガのブラウンが温かみを与える印象にしてくれます。
ガーデンラボの施工事例には、金額や使用した商品など記載しております。
ぜひこれからの、お家造りの参考にご覧ください!
プライベート空間のあるセミクローズ外構
お庭の一部をプラスGを採用したフェンスで囲い、外からの視線を遮るプライベート空間へ。
お客様念願の「BBQのできるお庭」が完成し、人目を気にせず楽しむことができます。
ガーデンラボの施工事例には、金額や使用した商品など記載しております。
ぜひこれからの、お家造りの参考にご覧ください!
新築外構工事の流れとは?
新築住宅の完成に合わせて進めていく外構工事。
建物の印象を考えながら、暮らしの快適さも追及していく大切な工程です。
しかし「外構工事って何をから始めればいいの?」「どれくらい時間がかかるの?」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。
今回はお家を建てたハウスメーカーや工務店と、外構工事の専門店でどのような違いがあるか詳しく解説いたします。
住宅メーカー・工務店にまとめて依頼した場合
新築外構工事を住宅メーカーや工務店にまとめて依頼するメリットは、建物と外構のトータルコーディネートがしやすく、打ち合わせの手間を省けることです。
ただし、建物づくりに注力しすぎると、外構工事の検討が後回しになり、工期や予算が合わなくなることもあります。
住宅メーカーや工務店に依頼した場合の一般的な流れは以下のとおりです。
1.建物とあわせて外構工事の見積もりを依頼
住宅の設計と並行して、希望する外構のイメージと予算を伝え、プランと見積もりを依頼します。
2.打ち合わせ
提案されたプランと見積もりを確認し、希望や変更点などを伝えます。
3.外構プランの決定と工事契約の締結
プランと料金に納得できたら契約を結びます。
外構工事の契約は建物の契約とは別になる場合があるので、事前に確認しておきましょう。
4.工事開始〜引き渡し
建物と外構工事をまとめて依頼した場合でも、外構工事は建物の完成後に着工することが通常です。
完成後はプラン通りに仕上がっているか施工会社と一緒に確認し、納得できない部分があればその場で修正を依頼します。
外構工事専門の業者に依頼した場合
外構工事を専門業者に依頼する最大のメリットは、「エクステリアプランナー」や「造園技能士」といったプロのアドバイスが得られることです。
建物とは別の契約になるため、新居に住み始めてから周囲の環境に合わせて外構を整えることも可能です。
また、中間マージンがかからないため、費用を抑えることができます。
自分で専門業者を探す手間はかかりますが、満足度の高い仕上がりになるでしょう。
外構工事専門業者に依頼した場合の一般的な流れは以下の通りです。
1.依頼する業者を選ぶ
まずは、外構工事を依頼する業者を選びます。
インターネット検索、工務店からの紹介、エクステリア設備メーカーのショールームからの紹介など、いくつかの方法があります。
気になる業者を何社かピックアップして問い合わせをしましょう。
2.現地調査と打ち合わせ
物の基礎ができ始めたら現地調査をしてもらい、打ち合わせを行います。
理想の外構イメージと予算を業者に伝え、外構プラン作成と見積もりを依頼します。
3.外構プランと見積もりを確認
提案された外構プランと見積もりの内容を確認し、変更点があれば再度プランと料金の検討をしてもらいます。
見積もりは複数の業者に依頼して比較検討し、納得できる業者を選びましょう。
4.契約締結
外構プラン、工事内容と料金に納得できたら、外構工事業者と契約します。
5.工事開始〜引き渡し
一般的には建物完成後に外構工事を開始します。
建物工事と同時進行の場合は、業者間での調整が必要になる場合があるため、事前に状況を共有しておきましょう。
新築外構工事の費用と必要な期間は?
新築外構工事を進めていくにあたり、気になるのが費用やどのくらいの期間が必要なのか。
これから、工事の費用相場や、外構のタイプ別に施工期間がどのくらいかかるのか、解説いたします。
ぜひお家を建てる時の参考にご覧ください。
新築外構工事の費用相場
新築外構工事の費用相場は、一般的に住宅本体の建設費用の約10%とされています。
住宅本体の建設費用は「建物の価格+工事費用+諸経費」の合計額です。
100坪の土地の場合、外構工事費用はおよそ300〜500万円が相場です。
しかし、外構工事の内容によって費用は大きく変わります。
外構全体を一度に工事する場合やクローズド外構のように多くのエクステリア建材を使用する場合は、費用が高くなる傾向があります。
一方で、限られた部分だけの外構工事や、オープン外構のようにエクステリア建材が少なく済む場合は、費用を抑えることが可能です。
新築外構工事に必要な期間
一般的な一戸建て住宅の外構工事は、依頼から工事完成まで約2週間から2ヶ月程度が目安です。
ただし、外構のタイプによって工事期間は異なります。
オープン外構:2~3週間程度
セミクローズ外構:3~5週間程度
クローズド外構:4~8週間程度
工事に必要な期間は、工事の範囲や工程のボリュームによって変動します。
また、敷地の準備や必要な資材の調達に時間がかかる場合もあります。
そのため、外構工事を依頼する際は、業者に具体的な工期を確認することが重要です。
新築外構工事を依頼するベストなタイミングとは?
新築の外構工事は、住宅の基礎工事が完成したタイミングで見積もりを依頼するのが最適です。
このタイミングで依頼するメリットが3つあります。
・図面が確定しているため、より正確な見積もりができる
基礎工事が完成し、図面が確定しているため、外構工事の内容を具体的に決めやすく、業者からの見積もりも正確になります。
・建物とのバランスがイメージしやすい
基礎工事が終了していることで、建物と外構のバランスをイメージしやすくなり、外構デザインの決定がスムーズになります。
・打ち合わせの時間を確保しやすい
基礎工事や外壁工事などの間は、住宅本体の打ち合わせが一段落つく時期でもあるため、外構工事の打ち合わせに十分な時間を確保できます。
まとめ
新築住宅の外構工事は、住まいの価値を高め、暮らしを快適にするために必要です。
建物だけでなく敷地全体を話し合った設計を目指し、信頼できる外構のプロと早い段階から相談・計画を進めることが、理想の住まい実現への第一歩です。
外装に関するご質問やご相談がございましたら、外構&エクステリア専門店ガーデンラボにぜひご相談ください。
経験豊富なスタッフがお客様のご希望や条件に合わせて、最適なプランをご提案し、理想のお庭・外構空間を形にいたします。
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