門扉・門柱コラム
2025/03/21
「ガビオン」で作るおしゃれ外構!その魅力とデザインアイデア
近年、外構デザインに取り入れられることが増えている「ガビオン」。
ガビオンとは、金属製のメッシュのカゴに石を詰めた構造物のことを指します。
元々は土砂崩れや河川工事などの土木分野で使われていましたが、その独特な素材感とデザイン性の高さから、住宅外構でも注目を集めています。
今回はガビオンの魅力と、デザインのアイデアについて紹介いたします。
これからご検討の方は、ぜひ参考にご覧ください。
ガビオンとは?その定義と基本情報
ガビオンとは、鉄製のワイヤーでメッシュ状に組み立てたカゴに、自然石や砕石を詰め込んだ建材のことを指します。
日本では「蛇篭(じゃかご)」と呼ばれることもあり、主に外構工事や土木工事に利用されてきました。
この構造材は見た目の美しさだけでなく、機能性にも優れており、近年ではおしゃれな外構デザインに取り入れられることが増えています。
ガビオンの歴史と進化
ガビオンの歴史は古く、その起源は約2000年前にさかのぼります。最初は中国で考案され、後に日本をはじめとする他国にも伝わりました。
この工法は、当初は土砂崩れを防ぐためや河川の護岸工事に使用されていましたが、近年ではそのデザイン性が評価され、住宅の外構や庭づくりなどの分野で広く活用されています。
「ガビオン」という名称はイタリア語の「gabbione」(大きな檻)に由来するもので、この建材の基本構造を的確に表しています。
ガビオンの基本構造と仕組み
ガビオンは、金属製のメッシュで作られたカゴに石を詰め込んで構成されます。
このシンプルな仕組みにより、高い耐久性と安定性が得られるのが特徴です。
また、透水性も備えており、雨水が溜まりにくく、排水性の良い構造になっています。
使われる石材の種類やサイズによって見た目の印象が異なり、自由度の高いカスタマイズが可能です。
そのため、機能性とデザイン性を兼ね備えた素材として多くの外構デザインで人気を集めています。
外構におけるガビオンの主な用途
ガビオンは外構デザインにおいて、多様な用途で利用されています。
例えば、フェンス、門柱、花壇、ベンチ、間仕切りなどがその代表的な例です。
特にフェンスとして使用する場合、隣家との視界を遮る目隠しの役割とともに、安全性や耐久性を兼ねた実用的な構造として評価されています。
また、植物や石材との相性が良く、ナチュラルな雰囲気を引き立てる花壇やオブジェとしても人気です。
おしゃれな外構に採用される理由
ガビオンが外構デザインにおいておしゃれな選択肢として支持される理由は、そのデザイン性と自然素材を活用した構造にあります。
石材を使用することで、シンプルモダンやナチュラルモダンといったデザインにも調和しやすく、見た目の美しさが際立ちます。
また、異素材と組み合わせることで、さらに個性的なデザインが可能になります。
さらに、環境にも配慮されたエコな建材である点も、サステナブルな外構づくりを目指す人々から高い支持を得る理由の一つです。
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ガビオンの魅力とメリット
ガビオンを設置する事で、お庭や入口のデザイン性を高めてくれます。
どんな魅力があるのか、メリットと一緒にお伝えしていきます。
自然素材を取り入れたデザイン性
ガビオンは、鉄製のワイヤーメッシュに自然石や砕石を詰め込んで作られる構造で、外構デザインにおいて非常に人気を集めています。
自然素材である石を使用することで、庭や建物周辺にナチュラルで落ち着いた雰囲気を演出します。
また、石の種類や色合いを自由に選べるため、ガビオンを採用することでシンプルな外構からモダンなデザインまで、幅広いスタイルに対応可能です。
そのため、和モダンやナチュラルモダンといった住宅外構とも相性が良く、植物との調和も取りやすい点が大きな魅力となっています。
耐久性とメンテナンス性の高さ
ガビオンは高い耐久性を持つため、長期間にわたって外構の一部として使用することができます。
メッシュの素材には錆びにくい鉄素材が使われており、自然石も劣化しにくいため、頻繁なメンテナンスを必要としません。
また、雨や雪といった気象条件にも強い点もメリットの一つです。
透水性があるため、雨水が石の間を流れることで排水機能も備わっており、水はけの良い外構構造としても評価されています。
このように、ガビオンは手間がかかりにくい一方で、外構に信頼性を与える建材として多くの住宅に採用されています。
エコでサステナブルな選択肢
ガビオンはエコフレンドリーな点でも注目されています。メッシュの内部に詰める石や砕石は自然由来の材料であり、環境に対する負荷が少ないことが特徴です。
また、使用した材料はリサイクルが可能なため、サステナブルな建材としても優れています。
この特性は、環境意識が高まる現在において重要視されており、エコ意識の高い家庭や企業にも選ばれる要因となっています。
エコロジーとデザインを両立できる点は、ガビオンを外構に取り入れる際の大きな利点です。
個性的かつ自由度の高いカスタマイズ
ガビオンの魅力の一つに、他の外構素材では得られない高いカスタマイズ性が挙げられます。
使用する石の形状や色、大きさを自由に選べるため、デザインの幅が広がり、他にはない個性的な外構を作り上げることができます。
また、ガビオンを活用することで、塀や門柱、花壇などさまざまなパーツで統一感のあるデザインが実現します。
さらに、異素材との組み合わせも可能で、例えばウッドや金属といった素材を組み合わせて洗練された仕上がりを追求することもできます。
この自由度の高さは、外構デザインを重視する方々にとって大きなメリットです。
ガビオンを採用する際の注意点とデメリット
実際にガビオンを設置したことで、「もっとこうしておけばよかった」という声を頂くことがあります。
設置後に後悔しない為にも、これからお伝えするポイントを押さえて設置を検討しましょう。
設置時の重量と地盤への影響
ガビオンは自然石や砕石を詰め込む構造上、かなりの重量になります。そのため、設置する場所の地盤が十分に強度を持っているか確認することが重要です。
特に、地盤が軟弱な場所では、設置後に地盤沈下や構造の不安定化が発生することがあります。
また、適切な基礎工事を行うことにより、このようなデメリットを回避することが可能です。専門業者に依頼することをおすすめします。
錆による耐久性の課題と対処法
ガビオンのフレームに使用される鉄製のワイヤーは、長期間の使用で錆が発生する可能性があります。
特に雨風や湿気の多い環境下では錆の進行が早まるため、海岸沿いや湿気の多い地域での使用には注意が必要です。
サビ対策としては、亜鉛メッキのワイヤーや耐食性に優れた素材を選ぶことが推奨されます。
さらに、定期的な塗装やコーティングのメンテナンスで耐久性を維持することもできます。
施工費用とコストパフォーマンス
ガビオンを外構デザインに取り入れる際には、他の建材と比較して施工費用が高くなる傾向があります。
特に、石を選びカスタマイズする場合や、大規模な設置工事を行う場合、コストがかさむことがデメリットとなります。
ただし、高い耐久性やデザイン性といったメリットを考慮すると、長期的にはコストパフォーマンスの良い選択肢となる可能性があります。
予算に応じて計画的に素材や施工方法を選ぶことが重要です。
地域や用途における規制の確認
外構工事にガビオンを採用する際、地域や用途によっては規制が設けられている場合があります。
例えば、防火基準や安全基準に適合しない高さや構造のガビオンは設置できない可能性があります。
また、景観条例や近隣との調和を求められる場合もあるため、事前に自治体や専門業者に確認することが大切です。
これにより、設置後のトラブルを未然に防ぐことができます。
適切なメンテナンス方法
ガビオンは耐久性が高い素材ですが、長期的な美観や機能性を維持するためには定期的なメンテナンスが欠かせません。
例えば、内部に詰めた石の移動や隙間の発生を防ぐためのチェックや、サビの進行を防ぐためのコーティングの再塗装が必要です。
また、雑草などが入り込んだ場合には適宜除去することも重要です。
適切なメンテナンスを行うことで、ガビオンのメリットを十分に活かすことができます。
ガビオンを活用した外構デザインアイデア
ガビオンを設置しようと思っても、「どんなデザインが合うんだろう」「ガビオンだけじゃ物足りないかも」と悩まれている方は多いのではないでしょうか。
実際にガビオンを使用した、外構のデザインアイデアをを紹介します。
これからご検討されている方は、ぜひお家の外構に取り入れてみてください。
シンプルモダンで洗練された塀
ガビオンを使用した塀は、シンプルかつモダンなデザインが魅力です。
ワイヤーメッシュに自然石を詰め込んだ構造で直線的なラインを生かし、住宅全体に洗練された印象を与えます。
特にモノトーンやシンプルカラーの住宅外観には、スタイリッシュなアクセントとして効果的です。
その透水性も活用できるため、雨水の排水にも適しており、外構設計における機能美を実現します。
ガビオンを選ぶことで、耐久性とともにデザイン性の高さも両立できます。
ガーデンアクセサリーとしての使用例
ガビオンは塀だけでなく、ガーデンアクセサリーとしても人気の高い素材です。
例えば、ガビオンを小型にして花壇やベンチの枠として利用することで、庭全体に統一感をプラスできます。
植物と自然石の組み合わせは、緑の映えるナチュラルな空間づくりに最適です。
また、配置する石の色や形にこだわることで、庭をさらに個性的でおしゃれに演出することができます。
外構デザインと調和するアクセサリーとして、ガビオンは幅広い用途で活用されています。
ガビオンでつくる門柱や目隠し
ガビオンを門柱や目隠しとして採用するのも斬新なアイデアです。ガビオンの重厚感は門柱としての存在感を強め、外構の正面デザインを引き締めます。
また、目隠しとして使用することでプライバシーを守りながら、デザイン性を損なうことなく外構を魅力的に演出できます。
特に、夜間にはライトアップされることで、更にスタイリッシュな雰囲気を加えることができるのも魅力の一つです。
異素材との組み合わせによるアレンジ
ガビオンは他素材との組み合わせで、外構デザインの幅をさらに広げることができます。
例えば、木材やコンクリートと組み合わせることで、ナチュラルモダンやインダストリアルな雰囲気を生み出せます。
木の温かみとガビオンの無骨さが絶妙にマッチし、洗練された外構に仕上がります。
また、金属パネルやガラスをアクセントとして取り入れることで、より個性的でユニークなデザインが楽しめます。
まとめ
ガビオンは、デザイン性・機能性・耐久性を兼ね備えた注目の外構アイテムです。
無機質なスチールメッシュと天然石の組み合わせが、シンプルで洗練された印象を与え、どんな住宅スタイルにも馴染みます。
ナチュラルな素材感を生かしながら、モダンな外構を実現したい方におすすめのデザイン手法といえるでしょう。
素材の組み合わせや配置の工夫次第で、唯一無二の外構デザインが完成します。
さらに、積み方や配置にこだわることで、目隠しや境界フェンス、防風壁など多機能な役割を果たします。
メンテナンス性にも優れており、経年変化による風合いの変化を楽しめるのも魅力のひとつです。
サビに強い素材を選べば、長期間にわたり美しい状態を保つことができます。
ぜひ、ガビオンを取り入れておしゃれな外構を演出してみましょう。
また、これから設置をご検討されている方は、一度ガーデンラボへお問い合わせしてみませんか?
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