新築外構お役立ちコラム
2025/01/30
エクステリアってなに?種類・選び方・工事の流れをすべて解説
家の外部空間全体を指す「エクステリア」という言葉。最近ではライフスタイルの変化やデザイン性への注目が高まる中、ますます重要視されています。
しかしながら、「エクステリアとは具体的に何を指すのか?」「どんな種類があるのか?」といった基本的な情報をご存じない方も多いのではないでしょうか。
エクステリアは、門や塀、フェンス、駐車場、アプローチ、庭や植栽など、家の外側にある全ての空間を含む広い概念です。
ただデザイン性を追求するだけではなく、家の安全性や機能性、そして生活動線を大きく左右するため、暮らしを快適にする重要な要素のひとつです。
今回は、エクステリアについて詳しく知りたいという方や、これから外構計画を検討される方に向けて、エクステリアの種類、失敗しないための選び方、そしてスムーズな外構計画に欠かせない工事の流れについて、わかりやすくご紹介します。
エクステリアと外構の違いは?
建築におけるエクステリアとは、家の外部空間全体の事でデザイン性や美観が重視されるのが特徴です。
一方、外構とは、エクステリアに設置される門や塀、カーポート、アプローチなど、住宅の機能性や利便性を向上させる構造物そのものです。
エクステリアは家の中の「インテリア」と対になる言葉で、インテリアでいうテーブルやソファが門や塀などの外構に該当すると考えると理解しやすいでしょう。
外周りの悩みはエクステリアを整えて解決しよう!
エクステリアを整えることによって、危険な事や悩まれていることを解決できます。
実際にどんな事が改善できたのかをいくつか紹介いたします。
子供が玄関から道路に飛び出したりしないか心配な時の解決方法
玄関ドアと道路の間に門扉を設置することで、お子さまやペットが道路に飛び出すのを防ぐことができます。
また、建物と敷地の外を仕切ることで、防犯性を高める効果も期待できます。
花粉時期は洗濯物を外に干せないというお悩みの解決方法
室内と外をつなぐサンルームは、季節を問わず心地よい場所として活用できます。
花粉の季節や雨の日でも洗濯物を干すことができ、突然の雨から洗濯物を守ってくれるので、安心してお出かけできます。
玄関の段差に転びそうになった場合の解決方法
玄関の段差につまずくなどは、手すりを設置することで、安心できる玄関できます。
高齢者だけでなく、バランスを取りにくい妊産婦、小さな子ども、怪我をしている方にとっても、手すりは歩行をサポートする心強い味方になります。
庭の手入れが大変な時の解決方法
最初は美しかったお庭も、思った以上に草むしりが面倒、忙しくてお手入れができないといったメンテナンスの大変さを感じることがあります。
そんな時には、ウッドデッキの設置がおすすめです。
露地を減らすことで、日々のお手入れが楽になります。
エクステリアを検討する前に知っておきたい5つの事
現在エクステリアをご検討されている中で、どんなことを意識して作ったらいいのか悩まれている方は多いのではないでしょうか。
これからお伝えする事を知っているかいないかでは、仕上がりや満足度が全く変わってきます。
後悔しないエクステリアを作り上げるためにも、ぜひ参考にご覧ください。
建物や周辺環境に合わせたプランを考える
エクステリアを検討する際は、建物のデザインと調和しているか、周辺の環境に合わせたプランになっているかなど、建物と土地の調和を考えることが重要です。
たとえば、和風の建物に赤レンガを使った洋風の庭はなじみにくいかもしれません。
また、自宅前に車が頻繁に通る道路がある場合、フェンスや門扉で自宅の周囲を囲むと安心です。
エクステリアそのものだけを見るのではなく、周囲の条件と合わせたトータルプランを意識しましょう。
室内からの景色も重視しよう
エクステリアは、室外からの外観だけでなく、室内側からの眺めも重要なポイントです。
たとえば、外からの視線が気になるため建物に合うフェンスを設置しても、室内から見たときに圧迫感があるデザインでは落ち着きません。
フェンスや門扉は、室内からの距離や見たときの印象をイメージして、デザイン、色、高さを選ぶようにしましょう。
採光性や通風性といった室内に与える影響もチェックしておくと良いです。
また、エクステリアライトをお庭に設置すると、夜間も室内から美しく照らされた心地よい景色を楽しむことができます。
生活動線を意識して暮らしやすくする
エクステリアはデザインだけでなく、生活のしやすさも重要です。
建物の間取りに合わせて配置を考えましょう。
ベビーカーや車いすを使う場合、玄関にアプローチを設置することで動線をスムーズにできます。
玄関にスペースがない場合は、デッキにスロープを設置して車から直接リビングなどに出入りできるようにする方法もあります。
間取りやライフスタイルによって、暮らしやすいエクステリアの動線はさまざまです。
外とのつながりを意識しながら、生活しやすい動線を作りましょう。
エクステリアはできるだけ早めに検討する
エクステリアは住まいの第一印象を決めますが、家づくりの中では後回しになることも少なくありません。
庭が荒れていたり、野ざらしの車が雨で汚れていたりすると、住まいの外観が損なわれてしまいます。
例えば、室内の間取りやインテリアなどに予算を割いてしまい、外観に予算が足りなくなることがあります。
その結果、最低限の工事しかできなくなることも。家づくりの計画を立てる段階から、しっかりと予算を確保しましょう。
また、建物の後に急いで考えたプランでは動線が不便に感じたり、建物や環境に合わないデザインになったりすることもあります。
そのため、エクステリアのイメージは建物のプランニングと並行して、早い段階から考えることが重要です。
数年後を見据えたプランを考える
ライフスタイルの変化に対応できるエクステリアを考えることは重要です。
10年後、20年後に今の住まいでどのように暮らしているかを想像しながらプランを立てましょう。
現在は小型車1台でも、家族が成長するにつれて大きな車に買い替えたり、車の台数が増えたりする可能性があります。
そのため、あらかじめ駐車スペースを広めに確保しておくと良いでしょう。
また、自転車置き場も最初から広めに設けておけば、手狭にならず出し入れがスムーズになります。
主なエクステリア商品の種類と選び方
次にエクステリアの商品や種類、選び方について詳しく解説していきます。
フェンス・スクリーン
フェンスやスクリーンを選ぶ際は、まず設置の目的を考えましょう。
隣家との境界を示す目的であれば、約120cm程度、通行人の目隠しを目的にする場合は約180cm程度の高さが必要です。
しかし、敷地の高さや過ごし方によっても適切な高さは異なるため、状況に合わせて総合的に判断しましょう。
デザインに関しては、視線を適度に遮りつつ風通しも感じたい場合には、縦格子や横格子のフェンスがおすすめです。
しっかりと目隠しをしたい場合は、桟の隙間がないフェンスやスクリーンを選びましょう。また、フェンスを利用してガーデニングを楽しみたい方には、ウッド調のフェンスが最適です。
設置する際の注意点
フェンスを設置する際、高さやタイプによっては隣家とトラブルになることがあります。
設置するフェンスが日差しや風通しを遮らないか確認することが重要です。
さらに、隣家との境界トラブルを避けるためには、境界標の設置が大切です。
境界が曖昧な場合は、隣家の所有者と相談し、土地家屋調査士に調査を依頼すると安心です。
門扉
門扉には、鉄製やアルミ製など、さまざまな素材があります。
デザイン性を重視するなら、カラーやデザインのバリエーションが豊富なアルミ製が最適です。
鉄製は重いですが、頑丈で壊れにくいのが特徴です。
木目調のデザインは、門まわりをナチュラルな雰囲気に仕上げます。
門扉は、毎日使うエクステリアの一部なので、デザインだけでなく使い勝手も重要です。
セキュリティを強化したい場合は、スマートフォンやカードで開く電子施錠タイプの門扉を選ぶと安心です。
設置する際の注意点
門扉は家側に扉を開く「内開き」が基本ですが、道路側に扉を開く「外開き」を希望する場合、通行人や車にぶつからないように扉の開く分だけ道路からセットバックする必要があります。
門扉の開き方には、「片開き」「両開き」「引き戸」の3タイプがあります。
希望する門扉を設置するのに十分なスペースがあるか確認しましょう。
もし、開き扉の門扉が使いにくい場合は引き戸にするなど、スムーズに出入りできるタイプを選びましょう。
カーポート
カーポートを選ぶ際には、まず車検証を確認して車のサイズを把握しましょう。
ドアの開閉方法や車の形状もチェックします。
車の出入りがしやすく、視界が良好であることを重視し、機能性と安全性を最優先に選びましょう。
標準的なサイズの車がスムーズに出入りできるためには、長さ5.3m、横幅2.5m程度が必要とされています。
また、広さだけでなく高さも確認しておくことが重要です。
駐車スペースの形状によっても変わるため、依頼する会社に相談することをおすすめします。
設置する際の注意点
将来の車の台数も考慮し、カースペースの広さやカーポートの形状を考慮することで失敗を防ぎます。
スペースが余っても、家族の自転車置き場などに活用できます。
また、台風がよく通る、雪が多く降る地域では、カーポートの耐久性も重要です。
住まいの地域の気候を把握し、適切なタイプを選びましょう。
ウッドデッキ・タイルデッキ
デッキを設置する際には、素材やリビングと調和するカラーの選び方が重要です。
リビングを広く見せたい場合は、フローリングと同色系のデッキを選ぶことで、空間が広がり美しくまとまります。
ウッドデッキは、バーベキューなどアウトドアを楽しむ空間にぴったりです。
タイルデッキは、庭を室内のような上質な印象に仕上げます。
設置する際の注意点
デッキでくつろぐためには、近隣の目が気にならないようにすることが大切です。
デッキの設置場所が決まったら、フェンスで周囲からの目隠しができているか確認しましょう。
もしご近所から見える場合は、フェンスの一部を目隠しタイプに変更したり、スクリーンを新たに追加する方法もあります。
エクステリア完成までの流れ
実際にエクステリアが完成するまでどんな工程があるか解説していきます。
流れ①ヒアリング
ヒアリングでは、全体のイメージ、予算、デザイン、設置するアイテムなどの情報を聞きます。
もし、具体的なイメージがわかない場合は、家族構成、車の有無、好みのカラーやデザイン、使い勝手、庭での過ごし方などを具体的に聞きながら、理想の外構をイメージしていきます。
流れ②現場調査
実際にお家へ伺い、図面だけでは分からない場所の確認や、寸法を測ります。
現場へ行って確認することで、工事が開始してから「道が狭くて重機が通ることができなかった」、「屋根が当たってカーポートの設置ができない」といったトラブルを回避できます。
流れ③プランニング・設計
情報をもとに、実際にどのようなアイテムを配置するかを検討するプランニングを行います。
選ぶアイテムは、エクステリアメーカーの製品や石材、植栽などです。
敷地内のアイテムの配置を検討し、図面に落とし込む設計の作業を行います。
イメージ図があることで、カラーやサイズ感が家に合っているか、具体的に確認できます。
流れ④契約
プランニングと設計ができ、確認が取れたら工事の契約をします。
「完成したらイメージと違う」「追加料金を請求された」などのトラブルを防ぐために、契約書の内容をしっかりチェックしましょう。
流れ⑤工事開始
準備が整い次第、エクステリア工事が開始します。
契約前に決めたプランを元にひとつひとつ工事を進めていきます。
流れ⑥お引渡し
エクステリア工事が終わりお客様立ち合いの元、直接ご確認いただき不備不具合等なければ、完了後お引渡しとなります。
まとめ
今回は、エクステリアの種類、選び方、そして工事の流れについて詳しくご紹介しました。
エクステリアはお住まいの印象を左右する大切な要素です。
しかし、実際にエクステリアを選ぶ際、完成形が明確にイメージできないと不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
また、デザインが美しいだけでなく、日々の生活動線を考慮した計画でなければ、せっかくの外構が使いにくくなってしまう可能性もありますよね。
こうした失敗を防ぐためには、事前にしっかりとしたプランニングが欠かせません。
ガーデンラボでは、最新の3Dパースを使用し、あらゆる角度からお家周りのデザインを確認していただけるサービスを提供しています。
これにより、完成形をリアルにイメージしながら、デザインや動線の最終確認が可能です。
ご家族のライフスタイルや敷地の特徴に合わせて、納得のいくエクステリアプランを一緒に作り上げましょう。
「もっとこうしたい」「こんなデザインは可能かな?」といった具体的なご要望にも、専門スタッフが丁寧にお応えします。
理想のエクステリアを全力でサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください!
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