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新築外構お役立ちコラム

2024/09/07

グランドカバーとは?メリットやおすすめの植物をご紹介!

グランドカバーとは?メリットやおすすめの植物をご紹介! アイチャッチ

お庭づくりをする中で、「土が露出しているスペースが気になる」「もっとおしゃれなお庭にしたい」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そんな方には、「グランドカバー」がおすすめです。
この記事では、グランドカバーとはどのようなものか、メリットを解説するとともに、選び方のポイントやグランドカバーにおすすめの植物をご紹介します。
また、お庭に植えるのをおすすめしない植物も解説しているので、お庭作り中の方、お庭作りに悩んでいる方は、ぜひ最後までお読みください。

1.グランドカバーとは?植えるメリットを解説

グランドカバーとは、地面を覆うように生える植物のことをいいます。
背丈が低い植物であれば、花やハーブ、草など種類問わず、さまざまな植物がグランドカバーになります。
グランドカバーを植えることにどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここからは、グランドカバーを植えるメリットを解説します。

メリット①雑草が生えにくくなる

背丈の低いグランドカバーを植えると、雑草が生えるのを抑えられるため、お手入れが楽になります。
土がむき出し状態の場合、日が直接当たることもあり、雑草が生えやすい環境です。
しかし、グランドカバーをすると、日光を遮る効果があるほか、地中に根が密集しながら伸びるため、他の雑草は成長しにくい環境を作ることが可能です。

メリット②ホコリや泥はねを抑えられる

グランドカバーはホコリや泥はねを抑える効果も期待できます。
土がむき出し状態の場合、雨が降ると土は泥となり、少し歩くだけでも泥はねし、汚れが飛び散ります。
また、乾燥している時も、砂ぼこりとなって舞い上がるため、周辺に飛散し、窓ガラスや外壁に汚れとしてつくことがあります。
しかし、グランドカバーをすれば、地面を植物で覆うため、雨風が吹いても砂や泥が飛び散るのを防ぐことが可能です。

メリット③暑さ対策に効果的

土やアスファルトがむき出しの場合、太陽の照り返しによって周辺の気温が上昇しやすいです。
しかし、グランドカバーをすれば、植物が地面を覆い、土やアスファルトに直接日光が当たるのを避けられるため、太陽の照り返しを弱め、周辺の気温を下げることが可能です。
また、植物は成長する過程において、周囲から熱を奪う蒸散を行います。
蒸散を行う植物が多いほど、周辺の気温が下がると言われています。

メリット④景観が良くなる

芝生や芝桜などを広い面積に植えれば、景観が良くなります。
土やアルファルトがむき出しの状態よりも庭の見栄えを良くできるでしょう。

2.グランドカバーを選ぶときのポイント

グランドカバーには、さまざまな種類があり、それぞれ適した環境が異なります。
そのため、どんな環境のお庭に植えるかを重視した上で選ぶことが大切です。
以下では、グランドカバーを選ぶときのポイントを解説します。

日当たりを確認

日当たりは植物の成長に大きな影響を与えます。
日当たりの良い環境でなければ生育が難しいものもあれば、日陰など日光の少ない場所でも育つものもあるため、環境に適した植物を植えることが大切です。

踏み付けへの耐性もチェック

通路脇など人が良く通るところに植える場合、踏み付けに対するダメージもチェックしておきましょう。
踏み付けへの耐性がある植物であれば良いですが、耐性がない弱い植物を植えた場合、踏み付けられる度にダメージを受けてしまいます。
最悪の場合、枯れてしまう恐れもあるため、人が歩く可能性のある場所に植える場合は、踏み付けへの耐性を確認することをおすすめします。

成長スピードを確認

植物は種類によって成長の仕方や繁殖方法が異なります。
何も考えずに植えてしまうと、思っていた以上に広がりすぎて後悔なんてこともあるため注意が必要です。
また、グランドカバーには、年中緑が生い茂るものもあれば、成長スピードが早く1年で枯れるものもあるため、植える場所や目的に合わせて選ぶと良いでしょう。

3.グランドカバーにおすすめの植物3選

ここからは、グランドカバーにおすすめの植物をご紹介します。
どの植物を植えようかお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

セダム

セダムは、ぷっくりとした葉が可愛らしい多年草です。
白やピンク、黄色の小さく可愛らしいお花を咲かせます。
マンネングサとも呼ばれ、乾燥に強く、日なたや半日陰の環境を好みます。
比較的成長はゆっくりになるため、限られた範囲のグランドカバーに適しています。
あまり手がかからず、植えっぱなしでも育つので、こまめに手入れするのが難しい場合にもおすすめです。

タマリュウ

タマリュウは冬でも鮮やかな緑色の葉が生い茂る常緑の植物です。
比較的踏み付けにも強く、管理も簡単なので、ガーデニング初心者でも育てやすいと言われています。
また、日陰や半日陰でも成長できるため、日当たりの悪い場所にもおすすめです。
ただし、比較的踏み付けに強いとはいえ、何度も踏まれると枯れることもあり、芝生のように利用することはできないのでご注意ください。

タピアン

タピアンは、サントリーが開発した品種で、春から秋にかけて、紫やピンク、白の可愛らしいお花を咲かせます。
成長スピードが早いため、雑草よりも早く広がり、雑草が生い茂るのを防ぐことができます。
グランドカバーはもちろん、プランターでの生育にもおすすめの植物です。
冬になると少し枯れたような見た目になりますが、春になればまた自然にお花が咲き始めます。
植えっぱなしで問題ないため、手入れの手間がかからない点も魅力です。

4.庭に植えてはいけない!?グランドカバーにおすすめしない植物

可愛らしい見た目に惹かれて植えてしまうと、想像以上の繁殖力に後悔してしまうことがあります。
植物によっては一度繁殖し広がってしまうと、除去するのが極めて大変になってしまうからです。
他の植物のエリアやグランドカバーをする予定ではなかったところにまで浸食することもあるため、グランドカバーを植える際は、植物の特性をよく理解しておくことが大切です。
繁殖量が強く、庭に直植えするのをおすすめしない植物は下記の通りです。

・ヒメイワダレソウ
・ワイヤープランツ
・カタバミ
・クローバー
・ツルニチニチソウ

中でも、小さく丸っこい葉が可愛らしく、ワイヤーのような細い茎が特徴のワイヤープランツは、観葉植物としても人気のある植物です。
可愛らしい見た目とその育てやすさからグランドカバーにしたいと考える方もいるかもしれません。
しかし、ワイヤープランツは非常に繁殖力が強く、暑さ寒さにも強いため、直植えしてしまうと、どんどん繁殖し広がってしまいます。
抜いたとしても少しでも根が残っていれば、また復活するほど生命力が強いため、グランドカバーにはおすすめしません。

5.まとめ

今回はグランドカバーとはどのようなものか、メリットや選び方のポイント、グランドカバーにおすすめの植物をご紹介しました。
地面を覆うように生えるグランドカバーは、景観が良くなることに加え、泥やホコリが飛散するのを抑えたり、温度の上昇を抑え暑さ対策に効果的だったりとメリットも豊富です。
種類によっては、それほどお手入れをせずとも良いもの、日陰でも成長するものもあるので、グランドカバーを植える際は、ぜひ今回紹介したポイントを参考に、植える場所や目的に合った植物を選んでください。
ただし、いくら見た目が可愛らしくても、繁殖力の強すぎる植物は「こんなはずじゃなかった」と後悔する可能性があるので、注意が必要です。

今の世の中、仕事や家事で忙しい方も多いかと思いますが、そんな中でも癒しの空間としてお庭を楽しむことは大切です。

お一人お一人のライフスタイルや好みに合った植栽を選ぶことで、お庭造りがより楽しく、そして手軽に維持できるものとなります。

日々の生活に彩りを加える植物選びは、お庭をもっと魅力的な場所に変えてくれます。

自分にぴったりの植物を見つけたい、どの植物が自分のライフスタイルに合っているのか悩んでいる方は、ぜひお気軽にガーデンラボにご相談ください。

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