新築外構お役立ちコラム
2024/08/31
門柱は必要?不要?門柱を導入するメリットとは
最近は、敷地内を塀で囲まないオープン外構タイプの家が増えています。
玄関を出てから道路に出るまでの空間も家の敷地内ですが、オープン外構の場合は私有地とその外側の境界があいまいです。
そのため、敷地内に見知らぬ人が誤って入り込んでしまう可能性もあります。
敷地内を塀で取り囲み、門を構えれば私有地だと分かりやすくなりますが、コストがかかります。
今回は塀や門よりもリーズナブルに設置でき、敷地内外の境界線として活用できる門柱について解説していきます。
1.門柱とは
玄関から庭、駐車スペースまでの空間は家の敷地内です。
しかし、外構の面積や見た目によっては境界線があいまいになっている場合があり、他人には私有地だと分からないこともあります。
最近はオープン外構が人気で、ガーデニングや敷石などをしていない家ではどこからが敷地内なのか分かりづらいでしょう。
そのため、ここからは私有地だと示す目的で門柱の設置を検討する人が増えています。
門柱とは門を支える柱のことではなく、簡単に言えば「ここからが敷地内です」と知らせる看板のようなものです。
庭先や公道との境界線上に設置している家が多く、最近は表札やポストを取り付けた機能門柱も人気です。
2.門柱を設置すると良いこと
門柱は外構の一部であり、門扉を設置せず独立したエクステリアとして門柱だけを立てるケースも多いです。
門柱を取り入れている家では、どんなメリットがあるのでしょうか。
敷地内外の境界線が明瞭になる
冒頭でも解説しましたが、オープン外構の場合はどこからが私有地なのか分かりづらくなっています。
他人が私有地だと知らずにうっかり入ってしまい、プライバシーを侵害されることもあるでしょう。
また、門扉がなく開けた空間になっていると足を踏み入れるハードルが低く感じられるため、近所の人が用件もないのに頻繁に立ち寄ったり、道行く人に庭や駐車スペースなどの敷地内をジロジロ見られたりするおそれもあります。
門柱を設置すれば「ここから先は住人だけのスペース」だとアピールでき、不用意に他人が入り込むことを防げるでしょう。
大掛かりな門扉を設置すると圧迫感があり、玄関アプローチから外側の空間が狭く感じられます。
門柱ならさりげなく敷地内外の境界線を示すことができ、門扉と比べてコストも抑えられるのでおすすめです。
外構がおしゃれに見える
玄関アプローチの前に何も設置していない家もあります。
庭に花や木を植えるわけでもなく、何もないスペースが広がっているだけだと寂しい雰囲気になってしまうでしょう。
ここに門柱を設置すると、空間が引き締まってワンランクアップしたような外構になります。
門柱周りに花を植えたり、インテリアを置いたりするのもおすすめです。
また、表札は玄関扉よりも門柱に取り付けた方が、設置可能なサイズやデザインの幅が広がります。
家の外壁や玄関扉はシンプルなものにして、門柱に好きなデザインや個性的なモチーフを取り入れる人も多いでしょう。
照明をつければ夜でも安心
門柱は、表札やガーデニングを照らす照明の取り付けも可能です。
玄関周りが明るくなり、夜間の防犯性が高まります。
インターホンを設置する場合、来客の顔が見えやすいことも照明をつけるメリットです。
帰宅の際、庭先から玄関に入るまでの間の道も明るく照らされているので、安心感が得られるでしょう。
あかりが消えている家は侵入・窃盗など犯罪のターゲットにもなりやすいため、タイマー設定を活用して夜間もライトアップしておくと安心です。
3.機能門柱が大人気!
門柱を立てる場合、表札さえあれば敷地内外の境界線としての役割は十分果たせるでしょう。
これにインターホンを取り付ければ、敷地内に入られる前に対応できます。
不審な人を庭や駐車スペースに侵入させないだけでなく、玄関先で応対するよりも不要なセールスや勧誘を断りやすいという効果もあるようです。
さらに、郵便受けや宅配ボックス、水道の蛇口、コンセント、電気自動車の充電装置などあらゆる機能を搭載した「機能門柱」も増えています。
エクステリア製品を個別に購入するとコストがかさみますが、門柱一つで複数の機能をまかなえるアイテムを選べば、費用を削減できるでしょう。
また、それぞれ独立して設置するよりも一カ所にまとめた方が、外構スペースもすっきりします。
オーダーメイドで一から作る「造作門柱」を選ぶ人も多いですが、エクステリアにほしい機能が一つになった既製品の機能門柱もおすすめです。
各メーカーでおしゃれな商品が販売されており、デザインや大きさのバリエーションも豊富なのでぜひ検討してみてください。
4.門柱の素材は?
門柱に使用できる素材には、さまざまなものがあります。
色や質感などのデザイン性だけでなく、耐久性や防汚性などの機能面も考慮して素材を選びましょう。
コンクリートブロック
門柱として最もメジャーな素材です。
レンガのように積み上げて、モルタルで接着します。
値段が安く、耐久性もあるのでメンテナンスの頻度が低いのがメリットです。
灰色のものだけでなく、さまざまなカラーの化粧ブロックもあります。
色の違うブロックを組み合わせておしゃれなデザインにすることも可能です。
ただし内部の成分が溶けだして表面に水が流れたような白い跡ができる「白華現象」が起こる場合もあります。
タイル表面仕上げ
コンクリートブロックを積み上げて作った門柱の表面に、土や石を高温で焼いたタイルを貼って仕上げたものです。
耐久性・防汚性が高く、色や柄のバリエーションも豊富に取りそろえられています。
おしゃれな門柱を求める人、門柱のデザインにこだわりたい人に選ばれている素材です。
ただしコストが高く、経年劣化により接着剤がはがれてしまう場合もあるので注意しましょう。
漆喰(しっくい)、モルタルの左官仕上げ
漆喰(しっくい)やモルタルを塗り上げて作る方法です。
オーダーメイドで施工可能なので、自由にデザインを選べます。
ただし、職人が手作業で仕上げるため、時間とコストがかかることがデメリットです。
また、吸湿性が高いので年月とともにシミができる場合も。
DIYで自作する人もいますが、よほどの腕がない限り上手くいかないでしょう。
また、門柱にインターホンや照明を取り付ける場合は電気工事が必要なため、資格のある業者に依頼することになります。
門柱の形状や耐久性によってはエクステリア機能の設置ができない場合もあるので、初めから専門家に任せた方が安心です。
門柱の素材やカラー、大きさ、表札や郵便受けなどのデザインは家の外観と調和するものを選びましょう。
玄関や外構になじませたい場合は、家の外壁に似たデザインにするのがおすすめです。
5.既製品門柱もバリエーションは豊富
機能門柱など、完成品として販売されている門柱を購入する人も多いです。
造作門柱と比べてデザインの自由度は低いですが、商品によっては素材、カラー、形状の豊富なバリエーションから選べる場合もあります。
既製品で一番多いのはアルミ製で、コンクリートブロックや漆喰(しっくい)、モルタル、天然木材、ステンレス、鋳物の門柱も販売されています。
フレームやパネル、笠木(かさぎ)の組み合わせによって、個性豊かな外構を演出することも可能です。
既製品はメーカー推奨の表札や郵便受けがセットになっている場合が多く、それぞれ自分で探して取り付けるよりも洗練されたデザインになりやすいでしょう。
特に表札は門柱のデザインにマッチするものを選択でき、ボードのない切り文字タイプも用意されています。
6.まとめ
ナチュラルな雰囲気の木目調、重厚感のある石材、都会的なイメージのアルミ製など、門柱の素材によって外構全体の印象も変わります。
まずは家の外壁と似たデザインを探し、導入するエクステリア機能とのバランスも考えて適切なサイズ・形状の門柱を設置しましょう。
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